WiiU
見る気はなかったんですが、たまたまやってたのでLAで開催されているゲーム見本市、E3の任天堂カンファレンスを見ちゃいましたよ。すると噂通り、新型ハードが発表されました。ハード名はCafeだ、ニンテンドーだといろいろ言われていましたが、実際はWii 2とも呼べる「Nintendo Wii U」です。We(私たち)に加えてU(You)、Unique、Unify、Utopiaなんかの意味が込められているようです。
本体じたいはWii同様、12cm光学メディアスロットを備える小型で目立たないものですが、コントローラが大きく変わりました。噂通り、コントローラがiPadになってます。iPadというと乱暴ですが、大画面タッチ液晶が中央にレイアウトされ、その周囲に十字キーやABXYボタン、LRトリガー、アナログパッドが配されています。

これによって、液晶タッチパネルを使ったゲーム用のコントローラになるだけでなく、リビングの大画面液晶テレビでプレイしていたゲームを手元で続けたり、iPadのようにタッチゲームを楽しんだり、テーブルゲームや野球ゲームなどの対戦ゲームの手の内モニターになったりします。

しかしこれ1台いくらするんだろ…(つか、1台までしか接続出来ないらしい…)。

なんつーか、もはやこれがニンテンドーDSの後継機でいいんじゃないかっていう完成度ですが、任天堂いわく、あくまで頭脳はWii U本体で、コントローラがレシーバーというかモニターという関係だそうです。クラウドとか、シンクライアントの考え方に近いですね。

そしてWiiのブランドを冠す通り、WiiリモコンやバランスWiiボード始めとした既発の周辺機器も使えるようです。これは地味に嬉しいですね。

ちなみにダメダメ感が漂う3DSの方ですが、今後カードやフィギュアなどをARマーカーにしたコレクタブルなARゲームの方向にシフトしていけば、化けるんじゃないかと思いましたよ。『デュエルマスターズ』や、『BATTLE BREAK』『ダイスオー』『ガンバライド』『爆丸』『プリティーリズム』なんかのリアルなブツとバーチャルなゲームをつなぐ対戦プラットフォームになればお子様は買わざるを得ませんもんね。

そんなわけで、とりあえずWii Uが楽しみです。相変わらずソフトはマリオ、ゼルダになっちゃいそうなのがアレですけども。

【追記】
リリースでスペックが来ましたね。

発売は来年2012年で、本体サイズは46×172×268.5mm。コントローラは6.2インチの16:9タッチ液晶に、十字ボタン、ABXYボタン、LRボタン、ZLとZRボタン、HOMEボタンが付いているほか、加速度計、ジャイロセンサー、バイブ機能、マイク、スピーカー、カメラ、タッチペンなどが装備されているようです。

ビデオ出力はいよいよフルHD対応の1080pをはじめ、1080i、720p、480p、480i。HDMI端子のほかにD端子、S端子、コンポジットにも対応しているようです。オーディオ出力はAVマルチ出力端子、およびHDMIからのPCMリニア 6ch。

また本体内蔵フラッシュメモリの容量は不明ながら、SDカードや外付けHDDで拡張が可能。

CPUはIBM Powerとやらのマルチコアプロセッサとだけ。さらに4つのUSB 2.0(え、3.0じゃないんだ)ポートがあり、ゲームソフトはWiiソフトも当然下位互換してますよ。

しかし最近アップルの基調講演即発売の流れに慣れてしまっているので、「来年」と言われるとガクーッと来ますね。一度Wii Uのことは忘れた方が良さそうです。

関連リンク
プレスリリース|任天堂