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スケジュール帳を見ると、去年7月が初診なので予約も含めるとちょうど1年前になりますか。30年以上もの間「いくら寝ても寝足りない」「寝起きに頭が痛い」「昼間眠すぎる」と様々な症状を感じながらも放置していた、睡眠障害の改善にいよいよ取り組み、案の定敵は睡眠時無呼吸症候群だったわけですが、その闘病生活がいよいよ完結したんですよ!
先週、入院検査をしたのはモブログでお伝えした通りですが、その結果が出てきたのです。

とその前にこれまでの経緯をざっとお伝えすると、まず問診。次いで初回の入院検査。その結果をもとに睡眠時無呼吸症候群との診断をたまわり、治療にはマウスピースの使用を提案いただいたので作成。マウスピースを使用しながら2カ月に1回のペースで通院。治療の効果を測定するために再度入院検査したのが前回。で、今ここなわけです。

結果は──担当の對木医師もびっくりのハイスコアで、完治ですよ。

具体的にビフォアアフターをご紹介すると、1時間あたりの無呼吸回数が29回→1.3回。低呼吸回数が7.5回→0.2回。これら2つをあわせた数値が睡眠時無呼吸症候群を判断する指標なのですが、それも36.5回/時間→1.5回/時間と超大幅に改善されました。

また、動脈血中酸素飽和度の最低値も72%→96%へ。脳を休めるノンレム睡眠の深さを示す4段階の割合も浅~深いの順に13.9%、37.3%、2.4%、0.4%だったものが、4.3%、44.5%、11%、2.9%とより深いレベルの割合が増加しました。無論、体を休めるレム睡眠の割合も15.7%→28.3%と大幅に増加。総覚醒回数が32回/時間→10.3回/時間と減っているので、しっかり眠っている時間が増えているのでしょう。

いやはやとんでもない改善でして、マウスピースによる治療でも代々木睡眠クリニックの上位3位に入るスコアだったようです。冗談で「学会に症例として発表しますかね」と言ったんですが、本当にそうなりそうな塩梅でした。

本来であれば、後は不摂生に気をつけつつ通院も終了なのですが、マウスピースを紛失したり破損してしまうと元に戻ってしまうので、安いスペアを作ることにしました。

今回かかった治療代は、ざっくりですが、初診数千円に、入院検査2回で約3万円。あと歯科医でのレントゲン撮影2000円ほどに、1000円以下の診察が数回、そしてマウスピース代金が15万だか18万だか。

あわせて20万~22万円くらいですかね。もっともマウスピースは無保険の良いやつを作っちゃったので、保険適用なら1万5000円で作れます。今度作るスペアもそっちです。

そしてもうひとつ注意事項は、ぼくがたまたま痩せていて顎が小さいタイプだったので、マウスピース治療ということになっただけで、多くの睡眠時無呼吸症候群の典型的な患者さんはCPAPという強制呼吸機みたいな機械をリースして使うことになるということです。これは定期点検が必要な医療機器なので、月一の通院が必要になってしまいます。

なので、睡眠時無呼吸症候群の疑いや自覚がある人はそのことも含めて検討してください。肥満や飲酒によるものであれば、生活習慣の改善も必要ですよ。

健闘を祈ります。というか、身に覚えがある方は早めに通院しないと人生無駄にしちゃいますよ。

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代々木睡眠クリニック