最近、何かと話題を呼んでいる街コン。栃木県宇都宮市で生まれたという、町をあげての大規模合コンイベントですが、そんなワクワクする催し、一度は参加してみたい。でもガチで参加してまったく女の子と交流できずに帰宅という最悪の事態も十分に考えられます。そんなの37歳のおっさんにはキツすぎるので、どこかの媒体であくまで「取材」として覗いてみたいなあという、卑怯なマインドでボヤいていたら、編集プロダクションのプレスラボが運営している『下北沢経済新聞』からお声がかかったので、これは渡りに舟だと飛び乗ってしまいました。
で、当日の詳しい様子は下北沢経済新聞、通称・シモケイに寄稿したのでそちらをご覧いただくとして、男として気になるのは、街コンの様子と、その攻略法ですよ。

ざっくり流れを説明すると、まずチケット(1月末時点でソールドアウト)を購入した参加者は受付でリストバンドと交換します。ロックフェスよろしく、そのリストバンドが開催店舗22店で飲み放題・食べ放題となる証となるわけです。とはいえ、イベント開始早々みんなが適当に好きな店に入店されるとカオスになるので、まずは「ここへ行け」と1店舗目だけ指定されます。

その後は移動自由。ぼくらが取材に入ったのはイベント開始後30分を過ぎたあたりだったのですが、すでに3〜4店舗目という赤ら顔の参加者が多数いて、なかなかダイナミックに人は動いているみたいでした。そんな中でも傾向というのがあり、まずは(フードがなくなるリスクもあるため)おなかを満たし、その後お酒を求める人が多いようで、イベント開始直後は居酒屋やエスニック料理店などの飲食店に人気が集まり、やがてクラブやバーに人が流れている…気がしました。でも、居酒屋や料理店も最後まで満杯でしたけどね。

そんななか必要となるスキルは、ロックフェス同様「地図が読めること」「店舗情報の把握」です。地理を制することができれば、移動時間を短縮することができますし、道に迷った女の子に救いの手をさしのべることもできます。さらに、店舗情報のジャンルやフードを把握しておけば、「この中でタイ料理は一軒しかないから人気が集中する」などといったプランニングが可能ですし、「オススメのお店ありますかー」といった女子からのクエスチョンに答えることもできます。

ぼくが参加者ならそうする。

で、ここからは実際的なノウハウなのですが、男女とも3人以上のグループでまわらない方がいいですね。女子が4人もいると話しかけずらいですし、お店も大人数で場所を取れるほど余裕はありませんし、なにより腰が落ち着いてしまうのでせっかくの500人組手のチャンスを、たった少人数の出会いで終わらせてしまうのがもったいないからです。街コンはバディスタイルでの移動がオススメですよ。

そんなわけで、我々は4時間たっぷり“取材”し、一応、“原稿確認”のためにコメントをいただいた女子にも居残っていただきつつ、現地のプレスルームという名の飲み屋で原稿をしたため、編集部にバシっと送りつけてやりましたよ。その時点で、もはや終電はナシ。これは原稿料より高いんじゃねえかというタクシーに乗って帰りましたとさ。

あー、楽しかった。また取材したい。

関連リンク
下北沢で500対500の大規模合コン──22店舗が参加「赤字でも宣伝になる」|下北沢経済新聞
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