cheero
先日の、白根三山縦走では、GOAL ZEROもiPadもSPOT Connectも持って行かなかった熊山です。そもそもSPOT Connectは契約が切れてて、iPadはバックパックに入りきらなくて、GOAL ZEROは天気予報が雨だったので、全部家に置いてきたのです。そしたら、au iPhoneは圏外ばかりでSPOT Connectが役に立ったであろうし、4日間とも超快晴でソーラー発電も捗っただろうにというオチですよ。でも、きっとGOAL ZEROを持ってきたら雨に降られていたに違いありません。
iPadに関しては、持って行ったとしてもまともにネットに繋がらなかったんですが、大量に入れた電子書籍が暇つぶしになったと思わなくもないような、でも連日小屋にたどり着いたら読書する気力もなくバタンキューだったので無駄だったような、微妙なライン。せめてドコモのFOMA網とセットで持って行けば、仕事ができたのかもしれません。そもそも山の上で仕事がしたいのか?という点から自分に問い直すべきですが。

そんなわけで今回はシンプルに、「(電源を切った)ドコモのガラケー」「主にGPSロガーとして使っていたiPhone4S」「エネループ2個半分の電力」「ソニーのNEX-5N+SEL18200」で出かけたんですが、先日エントリしたようにau iPhoneのサービスエリアの狭さに失望し、かつ山地図アプリ「FieldAccess」の電池食いの激しさにおののく結果となりました。

使う使わないは二の次として、ノマドクライマーとしては電波と電源を確保せねばなりません。

電波はFOMAで決まりです。年に何回もない登山用、かつ僻地のFOMAハイスピードエリアですから、120日間1GB制限で9800円のb-mobile Fairや、128kbpsしか出ませんが月780円でBB.excieteモバイルLTEを維持するのも良いかもしれません。

問題は電源です。一応今度から3日以上の縦走にはちゃんとGOAL ZEROも持って行くとして(2日くらいならモバイル電源でなんとかなる)、今回思い知ったのが、普通にコンセントからケータイが充電できる山小屋もあったので、念のためACアダプターを持って行くべきだったってことです。さらに、大きいサイズとはいえiPhone4Sを2回半ていどしかフル充電できないエネループモバイルブースターを3個も持っていくのではなくて、もうちょっと大容量・大出力のモバイル電源を1個持って行くべきだったかもしれません。ただこれは給水パックと同じで、でっかい容量のものをひとつだけ持って行くより、小さい容量のものを複数持って行った方が、破損や紛失に備えたり、同時使用ができるなどリスク分散にはなるってところが悩みどころです。

そもそもバッテリーを盛大に消費するGPSログアプリを起動しないってことも大切ですね。

電源の最適解はまだ出ないのですが、とりいそぎモバブーでは新しいiPadを満足に充電させることができないので、より大容量で安価なモバイル電源を買ってみました。それがcheero Power Plusです。なんせ容量10,000mAhですよ。容量はモバブーの倍ですが、重量は250gとそんなに重くないのも良い。

定価じたい、この価格で本当に売っている実績があるのかあやしいものですが、送料込み2740円は格安です。爆発さえしなければ。モバブーと違って、電池残量表示が付いているのも良いです。ただ、レビューを見る限り、さすがに自然放電には弱いというか、普通に自然放電しちゃうみたいです。

ちなみにGOAL ZEROのノマド7では新しいiPadが充電できません。いったんガイド10プラス(にセットしたエネループ)に電力を蓄えたとしても、出力が足りないので実にゆっくりとしか充電できないのです。だとしたら、ノマド7から直接cheero Power Plusを充電しちゃえば良いのではないか?

明日からの山行には間に合いませんが、楽しみです。

【追記】

後日無事に届いて、順調に運用中です。iPhone4Sならちょうど4回弱フル充電できる頼もしさ。iPhoneより二回りほど大きいサイズなので、やや邪魔くさいですが、容量とのトレードオフなのでいたしかたありません。

エネループに比べると、バッテリー残量が5段階でわかるインジケーター付きなのが嬉しいです。給電オンオフのスイッチを切り忘れることがありますが、切り忘れたところで激しく漏電?しているわけではない模様。

あと、本文で「爆発するかも」と書きましたがメーカーさんいわく「過充電防止などの安全装置もついているので爆発はしないです〜」とのこと。安心しました。

なお、その後送料込みで2740円になったのでタイトル訂正しておきます。