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昨夜はほぼレイトショーで『THE DARK KNIGHT RISES』を観てきました。165分の長尺にくわえての、数々の予告篇(『トータル・リコール』の5分予告篇はもう観たくない)で、3時間も拘束する強気っぷりですが、実際一番困ってるのはそれでも客単価は変わらない映画館なのかもしれませんね。むしろ「もっと短くして!」「3Dで撮れよ」って感じなんでしょうね。
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『アメイジング・スパイダーマン』もそうでしたけど、最近主人公の身から出た錆、あるいはマッチポンプ的な物語が流行っているんでしょうか。ゴッサム・シティの危機はほぼバットマンがもたらしたといっても過言ではない展開。かつて『仮面ライダー』『デビルマン』では悪の組織からいわば自浄作用的に正義が生まれたわけですが、21世紀は正義から悪が生まれて、それとどう折り合いをつけるか、決着つけるかって話になってるんすかね。わかりません。

それにしても『ビギンズ』からの因縁が色濃く続いている作品とは思いませんでした。未見の方や、内容を忘れちゃった方は、今一度ご覧になってからお出かけするとよろしいかと存じます。
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ともあれ、子ども視点で眺めてみると、とにかくバットポッドがカッコいい映画でした。複数台の迷彩タンブラーもヤバい。乗りまわしたい。

しかし、キャラクターの魅力でいうとキャット・ウーマン(+バットポッド)にビリビリくるくらいで、悪役ベインの存在感がなぜか希薄です(『インセプション』のイームズだとは!)。なぜだろう。ジョーカーさんの呪縛でしょうか。ヒース・レジャーが生きていれば、スケアクロウ同様にチョイ役でライジズワールドを彩っている姿が見られたかと思うと残念です。

いずれによせもう1回観てみます。ロケを多用した重厚なカットが多いので、IMAXとかのがいいかしら。

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