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最近圧倒的に睡眠が足りていないのですが、『特撮ザテレビジョン』を一緒に作ったO場さんと、本日公開の『宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE』初回を観に行ってきました。その算段をしていたのが、昨夜のこと。少しでも安くと朝一番で前売り券をチケットショップで買おうかなと思ったんですが、前日だからコンビニで買えるだろ?とサイトに行ったらなんと前日22時の〆切で、間の悪いことに時計の針は22時1分を指しておりました。という嘘みたいな展開のおかげで、結果ネット予約は定価1800円。
ギャバン単体の映画とはいえ、今年頭の映画『ゴーカイジャーVSギャバン』で30年ぶりの動く絵を見ていたので感動はやや薄め。シャリバン、シャイダーとの共演もあくまでファンサービスのおまけ。物語の中心は2代目ギャバン typeGで、そこに初代ギャバンが絡んでくるという構成なので、復活というよりは新生という印象でした。きっと、前作を観ていない人の方が楽しめるかと思います。

個人的には新生ギャバンを演じる石垣佑磨くんの姿勢がどうも猫背に見え(ゴーバスターズ客演時から気になっていた)、特に大葉健二さんとのツーショットになるとより貧乏くささが際立っちゃうので、ちょっともったいないなと思いました。体はメチャクチャ鍛えてるようですから、きっと猫背なのではなくそういう体つきなんでしょうね。プロレスラー体型というか。そんな丸っこい変身前の姿と、スタイリッシュなギャバンが僕のなかで像を結ばなかったのが惜しいかな。

後は、ディケイド以降、最近のライダー映画でもお馴染みのリイマジネーションされたかのような敵キャラデザインもちょっと食傷気味です。篠原保さんのデザインじたい丸っこくて装飾的なので、色のトーンを落としたオルフェノクが至高だったなと今にして思います。

映画としては、新時代のギャバンだからといって平成ライダーのように「正義とは何か?」を再定義するような試みは特になく、あくまでチープさやコミカルさ含めて当時のテレビシリーズの延長線上というのが、かえって潔い。もちろん、ダークナイト的な解釈を経たギャバンも観てみたいではありますが、リアル路線に宇宙警察という設定と予算規模がそぐわない気もします。

かような具合で酷評だらけのギャバンですが、相変わらず一乗寺烈がジムニーに乗っていたり、typeGのサイバリアンが青かったりするディテイルはカッコ良いことしきり。当時のストーリーなんて覚えちゃいないし、結局ぼくの見るところってヒーローと、その在り方がカッコいいかどうかだったりするので満足はしました。繰り返しますが、ギャバン復活をまだスクリーンで観ていない方は楽しめると思います。

しかし今後東映はギャバンを、宇宙刑事を、メタルヒーローをどうするんでしょうかね。『ユリイカ』の白倉Pインタビューによると、東映特撮が2014年に危機を迎えると予想しているそうですが、それを少しでも防ぐためにこれからも駆り出されるのでしょうか。アキバレンジャーのおもちゃがセールス的にさほどでもないことを考えると、深夜枠の宇宙刑事は危険なので、こうして映画作品として細々とシリーズを続けるのもありですが、戦隊の6人目としてメタルヒーローをぶち込むくらい思い切ったことをやってもいいのではと思います。映画は映画で続けちゃってね。

関連リンク
宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE|東映


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