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その年に買ったガジェットから忘れ得ぬ名消費を振り返る「散財 of the year」。昨年の2011年版はMobileToday(現bizmash!)にエントリしたのですが、今年は自分のブログでやります。kumayama.comでは初めてですね。選出には一応レギュレーションがありまして、前年の12月から今年の11月いっぱいまでに購入した商品の中からノミネートしています。
と言っても、今年はおもちゃも含めてあまりモノを買っておりませんで、エントリしたのは以下のような顔ぶれです。

【アウトドアウォッチ】カシオ プロトレック PRW-5100
【テキストエディタ】キングジム ポメラDM100
【iPhoneバックパネル】Material6
【スタイラス】7Knowledge Su-Pen
【ドキュメントスキャナ】キヤノン ImageFORMULA DR-C125
【タブレット】アップル iPad3 Wi-Fi 64GB
【トレッキングポール】ブラックダイヤモンド ウルトラディスタンス
【バックパック】オスプレー タロン33
【デジタルペン】ぺんてる airpen pocket++
【キーボードカバー】INCASE Origami Workstation for iPad
【iPadケース】SwitchEasy TRIG
【ノートパソコン】アップル MacBook Pro 15インチ with Retina Display
【デイパック】KELTY CINCH
【モバイル電源】cherro Power Plus
【ヘッドセット】ソニー DR-XB31IP
【ACアダプタ】PlugBug
【格安SIM】DTI ServersMan SIM 3G 100
【マグボトル】サーモス JNL-500
【トレッキングシューズ】ゴロー ブーティエル
【携帯電話】ドコモ F-04D
【ウインドシャツ】ザ・ノースフェイス ノベルティ インパルス ジャケット
【電子書籍端末】アマゾン Kindle Paperwhite 3G
【デジカメ】ソニー サイバーショット DSC-RX100
【タブレット】アップル iPad mini Wi-Fi+Cellular 64GB

以上です。あまりに少ないのでアウトドアグッズも含めてしまいましたよ。しかも自分で決めたレギュレーションを早速破って、2011年11月末に買った腕時計まで入れてます(だって気に入っているんだもん)。もっとも、アウトドアに関して言えばエントリに書いていない買い物もたくさんあります。

その上での極私的ベストバイは、やはりiPad mini。ポイントは、程よいサイズ感と軽さ、そして待ち時間ゼロで即ネットに繋がるセルラー版を買ったってところです。モバイルルーターで接続するとか、公衆Wi-Fiで接続するとか、かったくるくてやってられません。通信料が余計にかかりますけど、スマホを解約してでもタブレットはセルラー版を買った方が全能力を引き出すことができます。知り合いの編集者さんはSIMフリー版のiPad miniを買って、ドコモの2枚目SIM割引にて1000円ていどの格安運用をしているみたいです。ただし、エリアが広いFOMAハイスピードエリアが使えないので、山登ラーには厳しい選択肢。なお、iPhone5を契約しちゃって少し後悔している人も、SIMフリーiPad miniで、そのnanoSIMを差し替えて使うって手もあります。

次点は、デキは完璧とは言えませんがImageFORMULAでしょうか。まだまだ蔵書のデジタル化は始まったばかりですが、紙をサクサク捨てられ、身軽に持ち歩けるのは、素晴らしいですね。リリースていどの資料ならクラウドに突っ込んどけば、出先のタブレットで確認できますしね。

他に大物はMacBook Pro Retinaなどがありましたが、あちらも、まあまあ、お気に召しています。少なくともMacBook Air 11インチの画面の狭さと、電池のもたなさよりは全然マシです。15インチの持ち歩きは相当体にこたえはしますが、(Retina表示ではなく)ドットバイドット表示すれば画面が広く使えるのでノマドも捗ります。もっとも最近はiPad/iPad mini+外付けキーボードで大概の仕事ができちゃうので、MBPRは出先や旅先でずっぷり腰を落ち着けて仕事をする時、あるいは自宅iMacのサブ機という位置づけです。

そのiPadの外付けキーボードにも使えるApple Wireless Keyboardのケース、Origamiもなかなか良い買い物でした。ただ、iPad miniを買ったことでフルサイズiPadの出番がぐっと減るのと同時に、わりとデカくて重いApple Wireless Keyboardの登板も減ってしまいそうな予感がします。一方で、最近復活しそうなのがポメラDM100。こっちで原稿を書きながら、iPad miniで調べ物するというスタイルが、もっとも軽快なノマドスタイルではないかと踏んでいます。

ポメラはいただきものなんですが、もうひとつのいただきものairpenは、普段使っているメモ帳が特殊なかたち(ロルバーン スリム)なので、まだ本格的に稼働しておりません。なので評価は保留ということでひとつ。

その他、小粒ながら「地味に買って良かったな」と思うものは、ソニーのRX100とドコモのF-04Dでしょうか。どちらも普段持ち歩いていたデジカメと携帯電話が小型・軽量化できたという点で、ことあるごとに満足を感じています。また、コスパが高すぎる1万mAhのモバイルバッテリーも万人にオススメです。

そして、栄えあるワースト散財というか、「無駄遣い of the year 2012」はキンドルです。その理由はbizmash!や、Mac Fan2月号に書いたのでご覧ください。ダメだと言うよりも、「まだ買いではない」といったところでしょうか。その原因の多くは日本の出版システムにあるので、アマゾンの責ではないんですけど、一方でハードウエア的にもまだまだのびしろがあるので、今のところ選ぶならタブレットでいいじゃんという結論です。

アウトドア部門では、ウエア系にけっこう当たりが多かった2012年。特に、上のノミネートには出ていませんが、アウトドア用パンツでは珍しいスキニーなシルエットのワイルドシングスのテックパンツは下界でも履き倒しましたね。来シーズンも展開されたら即買いです。また、超軽量トレッキングポールや、ゴローのセミオーダー登山靴もやや高いのですが、満足度が半端ない。特に靴は一足買って失敗するくらいなら、最初から4万円以下のゴローを買っておいた方が間違いないですね。ただ、納期の3カ月を待つ根気が必要なので、来シーズンから登りたい人は今から注文しておくと吉です。

一方、まだまださまよう必要がありそうなのはバックパックです。タロンはやっぱり背中にあっていないんですよね。背負った時の丸っこいシルエットも美しくない。ずっとウルトラライト思考が捨てきれずにいましたが、一度バックパックだけは王道や定番を踏んでみたいと思います。つまり、グレゴリーあたりになるのかしら。

そんなわけで、今年の振り返りは以上です。来年は何を買うんでしょうか。iPad3は処理が遅いので、きっとIGZO採用で軽くなるiPad5が楽しみです。他はそろそろiMacの買い換えを検討しなくてはいけない頃あいでしょうか。もう4年目くらいですもんね。ソフマップのパーフェクトワランティが切れる前に、いろいろ不具合を潰しておかねば。