
3日目は富士山、北岳に次いで日本第3位の高峰・奥穂高岳(3190m)にアタックいたします。と、特にピークハントなんて目指してないんですけどどど、これで第5位までに登頂したことになります。

朝焼けに染まる奥穂高岳。

しかし若干、山頂付近がガスってますね。

ご飯食べたり、涸沢ヒュッテでトイレ(幕営者は無料)しているあいだに雲に覆われ。

ともかく6時半に出発。今日は北穂より時間はかかりませんが、危険度は大。

パノラマコースを進みます。この辺、エベレスト街道の裏通りみたい。

ぐんぐん高度を増した昨日に比べて、最初がゆるやか。

お花が綺麗に咲いてます。相変わらず猿が喧嘩しています。

残雪も多少あります。

涸沢小屋からのルートと合流して、やがて奥穂の難所と呼ばれるザイテングラートへ。

ファイナルファンタジーの武器ではなくドイツ語で岩壁の側面の支稜の意味だとか。

ゴツゴツした急峻な岩場がえんえんと続きます。要ヘルメット。

ここでは滑落死亡事故も多発しているみたいです。

すみません、下山したら速攻でヘルメットを買います(実際買いました)。

白出のコルまでは晴れているので、富士山らしき山影が見えます。

夏休み最後で混んでいるかとビビったんですが、小学生は宿題に追われていた模様。

今回RX100をメインカメラにしました。寄れませんが、そこそこ撮れますね。

2時間で白出のコル・穂高岳山荘に到着。ぼくにしては早いペース。

かなりの寒さでフリース装着。ここから先はガスってますね。

急なハシゴや鎖場をよじ登る。

トワイライトゾーンばりにガスってますね。ゴロゴロした岩場を歩くこと50分。

9時半頃に奥穂高岳にとーちょー。

記念撮影ぱちりんこ。

上高地や前穂、西穂方面はまったく見えず。ジャンダルムが時おり姿を現す。

1時間ほどねばったんですが天気は好転せず、下山。

相変わらずの高度感ですね。

穂高岳山荘で朴葉寿司をいただきます。ギュウギュウに締まってますな。

あと、お蕎麦。温かいものが嬉しい。小屋の中はストーブ焚いてるほどの気温。

あとはザイテングラードを黙々と下るのみ。ちょっと飽きてきた。

涸沢小屋経由で下山。精神疲れで後半の写真があまりありません。さて、また原稿か。

夜のテントが綺麗だったので三脚なしスローシャッター。北穂の小屋も映ってます。
以上です。天気が悪くて残念でしたが、いいんです。また今シーズン中に大キレットに挑戦するにあたり、奥穂には再び訪れるのです。北穂も奥穂も涸沢をベースにすれば身軽に登ることができる山ではありますが、逆にテント担いで南陵やザイテングラードを登るのはちょっと怖いかもしれませんね。大キレットももちろん小屋泊で参ります。
一方で、ジャンダルムから来たおじさんとお話したところ、「君の装備や技術があればジャンダルムくらい十分登れるよ」と言っていただいたので、これもまた将来の目標としたいと思います。
そんなわけで最終日は下山するのみですが、もう少しテント内での原稿執筆と旅は続きます。
関連リンク
・上高地公式ウェブサイト
・涸沢ヒュッテ公式ホームページ
・涸沢小屋
・穂高岳山荘 公式サイト