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先日エントリした通り、昨夜は池袋・東京芸術劇場でGRINDER-MANのパフォーマンス小作品『よろこびの歌』を拝見しましたよ。中央にいるのは、WORLD ORDERのライブでもお馴染みの箱男ですね。あの箱は「GO HEAD」(綴りはわからず)と呼ぶそうです。ちなみに黒色と白色と鉄製があるみたいで、黒以外は前が全然見えてないとか。
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横断的舞台芸術プログラム『Moving Distance:2579枚の写真と11通の手紙』の一環。
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芸術劇場は京劇を観に来て以来ですね。地下の広場で公演するようです。
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公演直前のタグチヒトシ氏。隣のworld's end girlfriendのライブが押してて、やや待ち。
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一般から募集をした20名弱のダンサーとともに、伊豆牧子の乳が揺れる!パンツが見える!

いや、違いましたね。すみません。

グラインダーマンのパフォーマンスを言語化するのは非常に難しいので、だいたい伊豆さんのおっぱいにオチを持っていきがちです。以後、気をつけます。

おそらく、ダンスを伴うパフォーマンスにおいては、大きくテーマ、構成(演出)、技巧といった視点で、それぞれ論評することが可能だと思いながらも、「出ましたトリプルリッツ」的なポップな解説の言葉を知らないので、「はて、どういった感想を言えばよいものか…」その後ご招待いただいた打ち上げの席を前に早速困ってしまい、「ならば、ダンサーがやってくる前に酔っ払ってしまえばええのや」と観劇した者らで杯を酌み交わしておりました。

でえ、酔っ払った上でえ、わかったのがあ…WORLD ORDERの演出も含めグラインダーマンのパフォーマンス=タグチヒトシさんのコミュニケーション方法そのものなのかも。

タグチさんとの会話は、ぐいっと入ってきます。精神的なカチコミをかけてくるというか、池に向かって石を投げ込みます。それはシーンと静まりかえった客席に、パフォーマーが凝視、自己紹介、ハイタッチでコミュニケーションを求めてくる姿に重なります。ありていに言えば、傍観者を当事者にする。さらにそれを傍観する者に、何かしらの感情を残す。やがて当事者が増えていくと、かえって傍観している自分に違和感をも覚えさせる。空気が変わる。空気を変える。

それがタグチヒトシの野望なのやもしれません。

この辺でどうでしょうか。あと、ダンサーの女の子への感想は、後日個別にお伝えできれば幸甚に存じます。

関連リンク
GRINDER-MAN - the performance art group
Moving Distance:2579枚の写真と11通の手紙