
2年前、マレーシア・サバ州の取材旅行でお近づきになったベテラン旅行ジャーナリストの中森康友さん。横須賀在住の同氏のご紹介で、この6月12〜13日の日程で、三浦半島と房総半島を結ぶ東京湾フェリーと、千葉県と南房総4市1町村で構成される「南房総 宿泊・滞在型観光推進協議会」が主催する現地見学会にお呼ばれしてきました。相変わらず写真が多いので2回に分けます。今回はビア編。

東京から1時間半。時間があるので久里浜駅からフェリー港まで歩く。いい具合に寂れてる。

1日12〜14往復する東京湾フェリー。久里浜と房総・金谷を40分で結びます。

こっちがターミナル。関東なのに瀬戸内海の渡し船的な趣があります。片道720円。

周辺はコンビニしかないので併設された食堂は貴重。ただ、かけそば400円とちょい高め。

横須賀が近いとあって海軍カレーのお土産なんかも売ってます。

“ブラ”ンデーとジン“ジャー”エールで横須賀ブラジャーなる飲み物。

気になったのが船コン。男だけ満員だったんですが、後日男女とも満員となった模様。

さてゲット乗船しましょう。あいにくのお天気なのがちょっと残念なところ。

やっぱり出港はデッキで迎えたい。ばいばい久里浜、ばいばいパチンコ屋。

沖にある灯台。まるで海にポツンと取り残された教会のよう。

ちなみに今回東京湾フェリーのオリジナルフリクションをいただきました。レア。

フェリーに随行する海鳥。申し訳ないけどパンくずは持ってないよ。

景色がよくないので船内探索。売店ではいわしバーグなんかも扱ってます。

そうこうするうち、早くも金谷港に到着です。35分は短すぎ!

天気の良い日の夕方頃に乗り込めば、富士山に沈む太陽を見られたりもしますね。

やっぱりフェリー旅はいいなあ。今年も瀬戸内海に行こうと思いました(おい)。

で、港から徒歩1分。海鮮浜焼き「まるはま」にてランチ。

ここは90分2700円で牡蠣、はまぐり、サザエ、ほたてなどの海鮮が食べ放題。

その他、惣菜やご飯、みそ汁、デザートなども食べ放題なのですが…。

クレバー、かつダイエット中のミニくまちゃんは原価の高い貝しか食べませんよ。

貝が焼けるまでカンパ〜イ。それにしても店内は暑いよう。窓から風を入れる。

うまいうまい。この時点で、金曜11時。すみませんすみません。

黙々と貝を焼き続けて2巡目へ。もっとも焼きに時間がかかるので2巡もすれば満腹。

大人気店で休日や連休ともなると数時間待ちになるとか。午前中に行きましょう。

貝でおなかいっぱいになった後は、ロープウェーで鋸山に登ります。

片道500円、わずか4分の空の旅。鋸山は13、4年ぶりかもしんない。

山頂駅にはレトロゲーム機がちらほら。パチンコお好きねえ。

お土産屋や食堂なんかも完備。個人的には鋸山Tシャツが気になりました。

東京湾フェリー寺元さんによる鋸山のなりたちレクチャー。石切り場だったんですね。

ここで切り出された石は早稲田大学や靖国神社で使われているのだそう。

ヤッホー、展望台に出ます。

天気が良ければ三浦半島や富士山なんかも見られたはずなんですが。

あそこが金谷港ですね。金谷では浜焼きのほか、黄金あじフライが有名だそうです。

で、山頂駅付近には猫ちゃんがいっぱい。港の方がシノギやすい気がするんだけどな。

では、鋸山の観光スポットである日本寺の境内に参りましょう。ちょっと歩きます。

磨崖大仏で有名な日本寺。拝観料は600円です。

境内の見どころのひとつ、百尺観音へ。かつての石切り場の名残がうかがえます。

切り立った谷を抜けると。

ちょっとレリーフっぽいですけど、ドーンと百尺観音がそびえます。

谷にはイワタバコの花も咲いていました。

上にある地獄のぞきに立つ人に、手を振ってーとお願いする取材陣。

手をあげてくれてますが、下の声が届いてたかどうかは謎です。

ちなみにその地獄のぞきから百尺観音を見下ろしたらこんな感じ。

クルマやロープウェー以外に、徒歩でも日本寺まで登ってこられるようです。

もっとも、鋸山の本当の山頂は日本寺境内にはないんですよね…。いつか行こう。

1人で地獄のぞきまで登って来ちゃったのであわてて大仏方面へ。

登り下りがあったり、足もとも悪いので、スニーカー推奨です。

磨崖大仏が見えてきました。

でも誰もいない…。遅かったか。

と思ったら早すぎたみたいです。無事に合流して旅は続きます。
写真はいっぱいですが、ネタはたったの3つ「フェリー」「浜焼き」「鋸山」です。
個人的にはフェリー旅がもっとも楽しみにしていたアトラクションといって過言ではなかったので、曇り空だったのがただただ残念でした。これはいつか、できれば夕焼け時間帯でリベンジを果たしたいのですが、いかんせん乗船時間35分というのが微妙です。なのでたとえば夏至のこの頃なら、日没は19時前後。着いた後も夕焼けを楽しむならば、久里浜発18時15分のフェリーに乗って、到着後は金谷側で夕焼けを楽しんで、最終の19時30分で再び久里浜に帰ってくるのがベターかもしれません。
浜焼きは前述の通り、自分の腹の減り具合と食べ放題料金を天秤にかけて考えて利用した方がいいでしょう。わりと戦場感あるので、ゆっくり少しだけ食べたい方は他に選択肢があるかも。なお、貝ばかり食っていたせいか、後日、便がサザエの内臓みたいなにおいがしました。
そして鋸山は数少ない千葉の山なのですが、いかんせん標高が300mちょっとなので山に登った感が少ないのですが、今回のように東京湾フェリーをつなげたりすると旅情は存分に感じられるかと存じます。高尾山に行くかわりに、フェリーと鋸山登山て手もあるんじゃないかな。
というわけで、この後も南房総の旅は続きます。ビアの次はビワ狩りです。
関連リンク
・東京湾フェリー株式会社
・海鮮浜焼きが食べ放題!南房総の海鮮浜焼き「まるはま」 | the Fish「ザ・フィッシュ」公式ホームページ|南房総・金谷のレストラン&おみやげ市場
・鋸山ロープウェー