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北アルプスの新穂高温泉から室堂へとスルーっとハイクする2日目。本来ならこの日は、双六小屋から双六岳、黒部五郎岳を経て、薬師峠キャンプ場までの長丁場だったのですが、せっかくのハイライトを悪天候のなか歩くのはもったいないというわけで、ごくごく近い黒部五郎小舎までに予定変更しました。写真は富山・岐阜・長野の県境にある三俣蓮華岳(2841.4m)。
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曇天。まだ雨は降ってきていないものの強風。笠ヶ岳も見えません。
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水はタダだし、トイレも比較的キレイだった双六小屋。遅めの7時すぎ出発。
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本来なら双六岳を経由していくのですが、あいにくの天気なので巻道ルートをセレクト。
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小屋の水がタダなのは、このへん水が豊富だから。近くには黒部の源流もあるんですって。
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思いのほかアップダウンがありつつ、ずんずん進みます。雨が降る前に小舎に着きたい。
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突然ガレ場の急登を登り切ったところで三俣蓮華岳登頂。9時半。
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こっちがゴロー。小雨がパラつきはじめた。急がなくちゃ。
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10時50分、なんとか降られずに黒部五郎小舎に到着。はやっ。
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寒いんですがとりあえず生ビぐびぐび。
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カレーもぱくぱく。だいたいルー不足におちいるので持参のごま塩を振る。二度おいしい。
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テントサイトは小舎から100mほど先。池塘が美しいですね。電波は入りにくい。
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午後はいいちこのお湯割りでまったり。あり余る時間と、酔った勢いで原稿も片づける。

例のタイムラプス。エアライズの緑フライいいなあ。

行動時間も距離も短かったので、これにておしまいです。コースタイムもたったの3時間40分ですしね。ただ、この先も進もうとするとプラス6時間45分になってしまうので、結果的に天気が悪くてよかったんだと思います。

困ったのは仕事メールのやりとりや、天気予報をチェックしたいのに、双六小屋も黒部五郎小舎も、谷あいのロケーションなのでドコモの電波が入りにくかったこと。せめて携帯ラジオを持ってくるべきでした。この辺はいまやauの方がLTEで入ることの方が多いようです。ただ、auも不得手なエリアがあるので、今後はauをメイン回線にしつつ、繋がらない場合はドコモのMVNO回線でフォローするというのが理想的なのかなと考えています。

もっとも、あんまり繋がらないおかげでバッテリーがあまり減りません(もちろん普段は電波オフモード)。5〜6日の山行であれば、スマホやデジカメ、ヘッドライトの充電に2万mAhの大型モバイルバッテリーひとつがあれば十分でしょう。最近ではケータイが充電できる山小屋もちらほらありますし、ソーラーパネルが活躍しだすのは1週間以上の長期縦走から、となりそうです。

で、午後は時おり雨が降りながらも、次第に空は晴れてきて、夜などキレイに満天の星空が見えたのですが、そのおかげで翌朝とんでもない冷え込みになるのですが、それは次回の講釈で。

つづく

「北アルプス西部縦走」のインデックス
北ア西部を縦走してきたんだよ〜新穂高温泉から室堂へ
北アで思い知るカメラ三脚穴付きマルチツールの落とし穴
北ア西部縦走その1〜新穂高温泉から双六池キャンプ場まで
北ア西部縦走その2〜霧の三俣蓮華岳
北ア西部縦走その3〜黒部五郎岳で飛びかう阿波弁
北ア西部縦走その4〜薬師岳
北ア西部縦走その5〜鬼と龍王をやっつけ、そして室堂へ
北ア西部縦走その6〜室堂に戻って、ラスボス立山講
北ア西部縦走その7〜岩と雪の殿堂・剱岳


関連リンク
北アルプス 双六小屋・黒部五郎小舎・鏡平山荘・わさび平小屋