DSC00518
これまでマレーシア・サバ州には2度ほど訪れながらも、いずれも乗車する機会にあずかれなかった北ボルネオ鉄道ですが、今回サバ州観光大賞を受賞したご褒美かなにかで、ようやくツアーに参加させてもらえることになりました。
DSC00508
朝9時すぎ、ホテルからの送迎バスでタンジュン・アル駅にしゅうごう。
PB210066
チケットと一緒にもらったパスポートにスタンプしてもらって出発です。
PB210076
座席は全席指定。メチャ暑につき扇風機がガンガンまわってて書類が飛びます。
PB210083
出発後、いきなり朝食がサーブ。ホテルでガン食いしてくると後悔する瞬間。
DSC00533
じゃっかん脂っこいものが多いので、アイスティーばっかり飲んでました。
PB210082
車窓はコタキナバルのリアルを映しながら南下。あれは警察署ですね。
DSC00536
水上ハウスからは子どもたちが手を振ってくれます。
PB210096
週2回しか運行しない列車だからか、大人もけっこう手を振り返します。
DSC00540
途中駅を通過するたびスタンプ押してくれる芸の細かさ。プタタン駅通過。
DSC00551
列車は突然キナルト駅で停車。どうやら十数分ていどの寺院ツアーに行く模様。
DSC00571
ついていった先は極彩色の鎮南寺。ぼくが好きなやつです。
DSC00553
南国の青空のもと、ギラギラと輝く金色の仏像。悪趣味すぎて良い。
PB210114
造型は違いますけど日本の仏像も金ピカだったんでしょうね。
PB210116
巻物がレフ板がわりになっている仏像。
DSC00557
ユーモラスなドラゴン。
DSC00558
もうちょっと寺院内もエクスプロールしたいんですけど時間が…。
DSC00560
こういう顔色悪い仏像ももっと見たかったのに…。
DSC00576
20分後、車内に戻るとおしぼりが用意されていました。嬉しい。
PB210144
ほどよく喉が乾いたのでビールをいただきます。だいたい750円。
PB210148
カーッ! 列車に揺られて飲むビールはンメーなー。
PB210163
ほぼ直線の線路なので、ちょっとだけカーブする箇所は貴重なシャッターチャンス。
PB210167
お隣は同じくサバ州観光大賞の授賞式に参加するディスカバリーチャンネルの人たち。
DSC00586
そうこうするうち終点のパパール駅に着きました。
DSC00583
ここで30分の地元市場のツアーに行くもよし。
DSC00589
蒸気機関車がターンテーブルでぐるっと回転するのを見学するもよし。
DSC00591
鉄ちゃんではないので、市場に向かいます。ややツアー集団を見失う。
DSC00608
なんとか自力で辿り着きました。よく考えたら最初に地図を渡されてたのね。
DSC00602
絶対無理めなお菓子が並びます。
DSC00605
ローカルの人が着る衣装なんか買うといいかも。時間がなさすぎだけど。
DSC00609
仮面ライダーオーズのソフビもありました。わりと忠実。
DSC00631
列車に戻ってくるとランチの用意が。さっき朝食食ったばっかりなのに!
DSC00635
弁当箱を開くと、魚のカレー、青菜と海老の炒めもの、フルーツとか。
DSC00634
メインはチキンライスに、車内で誕生日があったのでケーキのお裾分け、あとアイス。
DSC00658
もう食えません…。鉄道は再びタンジュン・アル駅に戻っておしまい。サンキュー!
PB210171
ホテルに戻ったら15時近かったのでプールでぷかぷか。
DSC00675
授賞式までに夕焼け鑑賞としゃれこみます。
PB210223
話題の南沙諸島に面した南シナ海にあるKKは、夕焼けの名所でもあるのです。
PB210234
雲が多くて心配でしたが一瞬だけ綺麗なピンク色に染まりました。

古い列車で行く北ボルネオの旅は、中国寺あり、南国特有のマーケットありで、ちょっと例えは変ですがディズニーランドのウェスタンリバー鉄道マレー版とでも言うべき変化に富んだアトラクションでありました。しかも食事とアルコールまで出ちゃうやつ。

サバ州政府観光局の方からは、列車内で朝食が出るので「ホテルのバイキングはほどほどに」と厳重注意されていたんですが、バイキングはバイキングで素敵だったので思わず食べちゃったのが反省点でしょうか。でも、鉄道は鉄道で朝食とランチのスパンが短いので、結局ランチが苦しいのは一緒な気がしなくもありません。元も子もないことを申し上げますと、これはもしかすると朝食サービスなしで、お茶とお菓子くらいでいいんじゃないでしょうか。

もっとも印象的だったのは文中でも触れましたが、週2回しか運行されない観光列車ゆえか、沿線の人たちが老若男女にかかわらず手を振ってくれること。あまりにも律儀なので、沿線住民もキャストとして教育、もしくは買収されているんではなかろうかと疑ってしまったほどです。いまどきバスやタクシーに乗ってても、これだけ地域住民と交歓できる機会はないわけでして、その意味でも北ボルネオ鉄道は貴重なツアーのひとつと言えるのかもしれません。

ちなみにお天気は激アツでして、帽子や日傘、長袖、サングラスは必須です。もっともミネラルウォーターは用意してくれるので水分補給は問題なし。あと、車体によってはトイレの鍵が閉まりにくいので心配な人はずっと抑えて用を足しましょうね。

関連リンク
[N] 「北ボルネオ鉄道」蒸気機関車で行く身も心もプチリッチなボルネオの旅(コタキナバル)
北ボルネオ鉄道, サバ州政府観光局オフィシャルサイト