DSC02741
岡山は倉敷にある大原美術館は、日本初の西洋近代美術館なのですが、実は近代に限らず古代から現代まであらゆるアートを収蔵しております。…て事実を知らしめる展覧会が国立新美術館で開催中ことで、内覧会にお呼ばれしました。
DSC02721
貴重なお宝がパカッと開く様子をイメージしたエントランス。
DSC02727
音声ガイドは今をときめくYES!又吉。実際は520円です。
DSC02735
はじまりはオリエントから中国美術まで。《エジプト、フスタート出土陶片》。
DSC02751
たたみかけるように今回の目玉、《受胎告知》エル・グレコ。車田正美的な構図。
DSC02754
続いて《髪》とか《アルプスの昼寝》とかポップな西洋近代美術の間。
DSC02762
みんな大好きモネもね。これら大原孫三郎の命を受け、児島虎次郎が買い付けたのだそう。
DSC02767
今夜はヒッパレ。
DSC02772
むろんオムロン日本の美術もフォロー。ミニくまちゃんぽい《男の顔》青木繁。
DSC02776
出ました萌えしゃンか中村綾香かチェリー(うる星やつら)か。《童女舞姿》岸田劉生。
DSC02780
国指定の重文《Nの家族》小出楢重、《信仰の悲しみ》関根正二。
DSC02781
ふるさとを思わせる《外房風景》安井曾太郎。
DSC02790
コレクションは民芸にまで。《流離抄板画柵》棟方志功。
DSC02788
このソリッド感てゆうか、ポリゴン感は円空に通じる。《二菩薩釈迦十代弟子板画図》。
DSC02792
美しいマップ《沖縄絵図》芹沢桂介。
DSC02796
陶器はスルーして、戦中期の美術。《飛び上がろうとする頭のない馬》国吉康雄。
DSC02798
我々はピカソから何を学んだか。《頭蓋骨のある静物》。
DSC02800
現代アートまでフォローするからにはポロックもあるでよ。《カット・アウト》。
DSC02803
この後の現代美術家の作品は掲載禁止につき割愛。お土産は白根ゆたんぽ的。

というような具合で、古代から現代までのアートを一網打尽にできる当展。今ごろ倉敷は、きっともぬけの殻に違いありません。こんなまたとない機会は4月4日までだそうです。

それにしても徳島にいる頃は大原美術館の名前は聞いても、まったく興味が沸きませんでしたが、どえりゃあコレクションだったのですね。ようやく出会うべくして出会ったというか、人生何が起きるかわかりません。アート門外漢にも最適な入門編だと言えましょう。

関連リンク
Hajimari 2016