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日本上陸時に購入し「ダミだこりゃ」と速攻で売り払ったAmazonの電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」を、3年ぶりに買い直しました。当時処分した理由とともにどうして購入したのか、自問自答してみましょうそうしましょう。

Kindle Paperwhiteを3日間で処分した理由


当時ニフティの『bizmash!』というメディアにしたためた理由がこちら。

・3G回線が利用できるのはAmazonとWikipediaだけ
・電子インクは読みやすいけどテキスト専用
・操作性が良くない
・意外と軽くない(221g)
・何台もガジェットを持ち歩きたくない
・Kindle本が少ない上に値段が高い
・いずれ自費出版本で溢れるような気がする

これらが3年後にどう変わったのか? ハード的には第1世代から第2世代にモデルチェンジしたようですね。

・3G→iPhoneがあるから諦め。そも大容量の本はWi-FiじゃないとDLできないし
・電子インク→212ppiから300ppiに解像度アップして漫画もイケるように
・操作性→これは相変わらずだけど、CPUは25%高速化した模様
・221g→205g
・ガジェット数→適宜iPhoneアプリなどを横断することでフレキシブルに運用
・Kindle本→値段の高さは相変わらずながらセールもあるし、数も増えた
・自費出版→大手が参入したことで屑本が埋もれ気にならなくなった

という塩梅です。

Kindle Paperwhite(2G)を買った理由


実際は酔っ払った勢いで買ったのが一番デカいんですが、前述した改善点にくわえ、そもそも最近全然本が読めていないという危機感がひとつ。もちろんKindleを買ったら本を読むようになるのかって言ったらそんなことはないと思うのですが、最近読みたいなって思う本がだいたい分厚いやつで買っても持ち歩かないし読めないので電子書籍だと具合がよろしかったのがひとつ。もちろんiPhone 6s Plusみたいな大画面スマホで読めばいいって指摘もございますが、近ごろマジで液晶画面の見過ぎで眼精疲労が半端なく、なおかつiPhoneは192gとKidleより軽いのに、片手で保持していると疲れてくるほど重いのがひとつふたつ。

不思議なことにKindleは軽いんです。

あとは当然バッテリーも保ちます。一時期、デジカメも音楽もICレコーダーも何もかもiPhoneに集約しようと躍起になっていましたが、iPhoneに頼りすぎるとバッテリーが激しく消耗しますし、タイムラプスや動画、音声を撮っているとその間、電話もメールもSNSもネットもできないというジレンマがありまして、集約しすぎるのもよくないなと思い直したのもあります。

ともあれ、読書習慣を再び取り戻すための先行投資という面が大きい。無論まだ、電子書籍という「(ある日突然はく奪されるかもしれない)読む権利」だけに紙の本と同じくらいのお金をかける行為には抵抗がないわけではありません。でもま、これは極私的な最近のテーマなんですけど、モノよりも経験や情報にお金を使う練習として、電子書籍の購入というのは有効なんではないかなと思った次第です。

それにしてもKindleってめちゃくちゃ値上がりしてるんですね。Paperwhiteの広告なし・Wi-Fi版で1万6200円ですよ。カバーとか保護フィルムを付けたくなかったので保険にも入りましたが、それが1890円。しめて1万8000円にもなりました。たっか。