
11月頭、内閣府スポンサードの「日本の国境に行こうツアー」に参加したんですが、そこで巡ったのは対馬、種子島、福江島(五島列島)というラインナップで、他にも国境の島はあるよねってことで、この夏「鬼太郎クイズラリー」で訪れた島根県は隠岐の島の旅をお届けします。なんと言っても見どころは、まるで蝋燭の炎のように沈みゆく太陽が灯る「ローソク島クルージング」(島後)と、まるで北欧のような断崖絶壁が楽しめる摩天崖(島前)です。

そろそろ覚えよう、島根県の位置。鳥取の西、山口の東、広島の北。

今回訪れた隠岐諸島です。右側が島後で、左側が島前の西ノ島。

旅は島後の玉若酢命神社からリスタート。

やっぱりここにも水木妖怪「琵琶ぼくぼく」。リズム感が良くなるらしい。

同社の宮司を長年勤めているというか、隠岐の島を奈良時代から治めている億岐家。

歴史ある家屋だけあり幕末の隠岐騒動での刀傷や鉄砲跡が残っています。ひょえー。

見どころは、2つしか現存しない国の重要文化財「驛鈴(えきれい)」(※撮影禁止)。

小泉八雲が愛用した双眼鏡なんかも所有されています。さすが大国主命の後裔。

玉若酢命神社もユイショあるお社。初耳の神様なのは記紀には登場しないから。

樹齢1000年とも、2000年ともいわれる八尾杉がパワスポ的に知られているとか。

もういっちょ、離れたところに水若酢神社。タマワカスに、ミズワカス。

茅葺き屋根のもっこりや向拝の広がりが独特といわれる隠岐造の本殿です。

日没時間が迫ってきたので、いよいよ福浦からローソク島へ〜。待合所が綺麗。

遊覧船の運賃は大人2600円。期間は4月1日から10月31日まで(終わってた…)。

こまけーことは気にせずしゅっぱーつ!

穴っぽこ(トンネル)がいっぱい空いてて、すでに面白い海岸線。

途中、岩門というか石門というか天然橋がいくつか見られます。

隠岐の営みを感じさせる漁師のボート。

その角を曲がるといよいよローソク島が見えてきましたよっと。

とりあえず近くまで寄ってみる。確かにローソクの芯まである!

ここからは船頭の腕の見せどころ、太陽と島の先端がぴったり合う場所を探します。

ポンコツおじさんは見事にキャッチ。

ぼくもなんとかとらえましたが、ミニくまちゃんと撮ってねえ!

遊覧船は他にもあるので譲りあい。いったん離れます。

めがね岩的なスポットも。

では、再度アタック。

バッキーン!と見事にローソクに炎が灯りました。

空模様、波、船頭のテクという三拍子がそろわないと見られないレアな夕焼けでした。

今宵のお宿は、羽衣荘。
島根県隠岐の島・島後の「羽衣荘」和室10畳 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
なんとまあ、だだっ広いお部屋に1人で宿泊です。

夕食は隠岐の食材オンパレード。

なかでもサザエの壺焼きが美味。

シメの海鮮釜飯と、しじみ&アカモクのお吸い物も良かったブー。

お風呂は古代総檜造でいい香り。実は朝入ると日本海を独占できるらしい。

しかし深酒をして起きたらこのありさま。

あわてて朝ご飯をいただきます。

最近愛用している衣類圧縮袋。というわけでお世話になりました。

島前・西ノ島へと移動します。

もちろん鬼太郎フェリーでね!

ありがとう島後〜。また来るよ。

ブレましたが、船内も鬼太郎推し。

ドライバー用にシャワー室があるのが昭和感あっていい。

お土産にもらったiguriをいただき。隠岐名物のいぐり凧から取ったパイ餅。

フェリーは中ノ島経由で西ノ島・別府港に到着。

ここにも水木妖怪「焼火権現」がおります。

で一気にやってきました西ノ島随一の景勝地・摩天崖(まてんがい)、を臨む展望台。

なんだここは日本なのか?

とにかく反対側(摩天崖側)に移動します。お馬さんがいるよ。

やってきました。さっきの写真でいうと右上の平らなあたり。

ここからダダダと崖を下ってまいります。

あらためて見るとすごい断崖絶壁。牛や馬が放牧されていますが、たまに落ちるそう。

たまに落ちちゃう牛さん。

馬は落ちなさげだけどどうなんだろう。とにかく長居は無用、慌てて下ります。

なぜなら足もとは糞だらけ、かつ糞に群がるダニがたくさんいるからです。

絶景の摩天崖ですが、呑気にピクニックしないようご注意ください。

もったいないことに日帰りの西ノ島。最後に訪れたのは由良比女神社です。

勝手に湾内にイカが押し寄せるので、イカ神社としても有名です。

シュールなイカデコレーション。

現代アート的でもあります。

肝心の境内へ。この日はお祭りの準備中でした。

灯籠にもイカモチーフ。

もちろん社殿にもイカの彫刻。素晴らしいじゃなイカ。

で、最後のお食事は名物サザエカレーが自慢のコンセーユへ。

ぼくは素直にサザエカレー(1000円)。

そのほかサザエ丼や、あいがけ丼(1500円)などもございます。

そろそろ本土に帰らねばなりません。本土って。

帰りは時間の都合もあって高速船で七類港→バスで米子→電車で岡山なのですが…。

最後に大雨で電車が遅れに遅れ、深酒しながら帰京しましたとさ。
まとめる必要もなく、とにかくローソク島の夕焼けクルージングと、日本離れしたウィルダネス摩天崖は必見です。しかし時間が足りなーい。また行きたーい。
おしまい。
関連リンク
・隠岐の島の観光情報公式サイト|(一社)隠岐の島町観光協会 ~ござらっしゃい 隠岐の島町へ~
・「ローソク島遊覧船」の利用のご案内 |隠岐の島町-ほっとひと息、安らぎの島
・羽衣荘│隠岐道後のしまね故郷料理認定の宿【株式会社あいらんど】公式サイト
・iguri -いぐり-(9個入り) | 隠岐ウェブ商店街
・コンセーユ|別府・美田尻エリア | 西ノ島町観光協会