835FDD82-F360-4DFA-9812-F45A3E2B8F17
おっと、更新が滞っておりますがTwitterやInstagramで私は元気です。個展が終わってからというもの、おなじみの南房総プレスツアーに参加したり、人生初の佐渡島を訪れたり、あてま高原ベルナティオでお世話になったり(今年3回目!)、あとそうそう奈良、能登、沖縄あたりにも出没するなど、相変わらず無駄に東京の家賃を払い続けています。
今日のお話はそんな旅のよもやま話ではなく、やっぱりカメラの件です。

ソニーのコンデジRX10M4とRX100M5をメインに、場合によってフルサイズのα7S+単焦点マクロや、ハコスコ社から借りパもとい長期借用しているInsta360 ONEを駆り出せば、たいていのシチュエーションで撮れちゃうようになった旅カメラですが、こないだの沖縄で未カバーの領域があることを思い知らされました。

それがウェットコンディション。

一応手元に防水コンデジのオリンパス TG-2があるんですが、雨や海のためだけに持っていくにはけっこうかさばるし(特にワイコン込み)、そもそも画質が嬉しくない。

となると、リリース時にはまったく興味がもてなかったRX0が俄然俎上にあがってくるのです。
FDB1C776-B6D4-48B8-8A7E-164F9D9F91ED
こちらがそのソニー DSC-RX0。

35mmフィルムのパッケージと同じサイズに、RX100やRX10シリーズ同様、コンデジとしては異例のデカさの1インチCMOSセンサーを搭載した、24mm/f4固定の防水防塵コンデジです。

アクションカムにしては広角が弱いし、単体で手ブレ補正も付いてないし、最短撮影距離は50cmとテーブルフォトにも向いてないし、いったいこれ誰がどんな目的で買うんだ?と思ってたんですが、沖縄みたいな暑くて汗だくだくで食べ物と海でベトベトという過酷な環境で、雑に扱える高画質デジカメとしてならアリかもなと思った次第です。

小林昂祐くんいわく「登山中で雨が降ってきたとき、ポケットからサッと取り出して撮れるのもよい」と。確かに予備カメラとして存在感のなさもいい。使うか使わないかわからない巨大なハウジングや、並画質のタフコンデジを持っていくよりいい。

ただ、RX0の最大の難点は7〜8万円と非常に高価な点です。RX100M3と同じ値段!

C330BA30-8683-4464-9CAC-3A580D2F5B22
RX100シリーズでいうと、最近24mmから200mmまでカバーするRX100M6が登場して話題を呼んでいて周りでも買ってる人がたくさんいらっしゃるんですが、これもRX10M4持ちからすると「f2.8スタートとはいえ、ちょっとズームするとf値はガンガンあがっていくからいらねえな」と思いはしたものの、取材や旅行などでクルマを頻繁に乗り降りしてたり、寝ぼけまなこで朝食会場に這い出たりするときなんかは、やっぱり1kg超えのコンデジなんて肩に提げて行きたくなくてですね、気楽にひょいと持ち出すカメラが200mm望遠だったりすると、嬉しいのかなと考え直した次第です。

RX0もRX100M6もTシャツ短パンビーサンみたいな、そんな気軽な旅カメラなんじゃないかなって。

というお話を昨日フォトグラファーの荒谷良一さんとヒルズ展望台で話していたら、「iPhoneって防水じゃないんですか?」と訊かれ、ああ、そうだ、確かに防水だし、たまに海や温泉に浸けて撮ってるわ、と思い出しました。ただ、それもこれも画面バキバキに割れてていつ壊れてもよいと覚悟して使っているからで、本体交換したら同じように雑に扱えるかは未知数。あと、そもそもiPhoneカメラの写りって苦手なんですよ。なんか黄色っぽくて、炭がのってる感じで。ダイナミックレンジも狭いし。

というわけでRX0はもうちょい焦点距離のバリエーションが欲しい(35mm、50mmあたり)のと、5万円以下なら迷わず買うのになー、という結論。RX100シリーズは経験上、奇数モデルが買いなのでRX100M7を待ちますでな。でもこういうこと書いた直後にRX0あたりをポチりそうでもある。

関連リンク
サイバーショット DSC-RX100M6|ソニー
サイバーショット DSC-RX0|ソニー

ソニーストア