
いまや家族全員がそろうことって数年に一度の法事くらいで滅多にないんですが、今年は母親たっての希望で一家総出で尾瀬へと出かけたのでした。

徳島組は飛行機、新幹線、バス、乗合タクシーと乗り継いで7時間半。鳩待峠へ。

大学生、高校生、中学生、小学生と揃う熊山家ニュージェネレーションズ。

本物の熊におののきながら(実際に帰りに子ぐまが出た)峠を下ること1時間。

山の鼻に到着。今宵は至仏山荘にて宿泊。お風呂も水洗トイレもあって贅沢の極み。

下戸ぞろいの熊山兄弟につき、ひとりで乾杯。

春とは打って変わってのどかな尾瀬。残雪期登山の模様はこちらから。

山の日は兄貴の誕生日。誰も何も用意してなかったと思いきや奥さんからケーキが。

翌朝はのんびり8時発。木道づたいに湯元山荘を目指します。

振り返ると至仏山。

話しかけないでくださいと注意されている歩荷。確かにウザそう。

カモの親子を発見!

ヒナよりは大きいけど、まだまだ毛並みが子どもで可愛いなあ。

撮影サンプルに良く使われる親ガモ。

燧ヶ岳も見えてきました。あそこはまだ登れてないんだよなあ。

牛首で分岐して東電小屋方面へ。それにしても意外と入山者が少ない。

後で調べてみたら震災を期に、往時の半分以下になっているみたい。

温泉がある湯元山荘にチェックインして、空身で三条の滝を見に行く。

ニュージェネレーションズは先へ先へと行く。

水量が多くて三筋どころじゃない三条の滝。帰りは登り返し。

スマホゲームやりまくりの熊山家。シェアはiPhone100%。なお電波はauが優勢。

最終日の朝に虹がかかる。

今日は飛行機便があるので、のんびりもしていられず。

いったん見晴まで行って、湿原を山の鼻まで戻ります。

71歳のおかんに「これで尾瀬は見納めやな」と縁起でもないことを言う。

至仏山荘まで戻ると巣から落ちたヒナが。何もできない。たくましく生きておくれ。

ラストスパートは鳩待峠への登り返し。小雨もポツポツ。

なんとか本降りになる前に到着!

昔の登山写真風にレタッチしてみました。みんなの思い出になったらいいね。
最初で最後かもしれない熊山家総出の登山(?)。登山というよりはハイキングで、プランニング当初は「もうちょっと達成感のあるコースにした方がいいかな」と思いもしたものの、三条の滝や鳩待峠への登り返しで大人はギリギリっぽかったので、これくらいの軽さで良かったのでしょう。それでも2日目で2万2000歩、3日目で1万8000歩と、平素は車とカラダが一体化した生活を送っている徳島県民からすれば十分な運動量だったようです。
そしてこの旅にあわせてモンベルやらノースフェイスやらグレゴリーやらドイターやらと、いっちょ前のアウトドアウェアやグッズを買いそろえた兄弟からは「せっかくこうたんやけん、またどっか行きたい」という声もあがったので、もしかしたら数年後に第2回があるやもしれません。ぼくとしては「ユニクロとワークマンでええ」と念を押していたんですけどね。
ともあれ、ニュージェネレーションズはおいといて(物足りなかったと思う)、大人は満足した尾瀬の旅。こんなに大勢でなくとも、70歳も過ぎると目標がなければ日々の運動も怠りがちなので、こんな風に母親を登山に引っ張り出さないといけないな、とも思いはするものの本当に連れて行くかどうかはわかりません!