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カシオから頂戴しましたプロトレックネタです。恥ずかしながらノーマークだったPRT-B50は、同ブランド初のスマホ連携&歩数計搭載モデル。以前紹介したスマートウォッチ版のWSD-F30にモヤモヤしていたところに、原点回帰ともいえるトリプルセンサー+1(歩数計)のシンプル設計に、時刻補正やらGPSログ取得といったコストも電力消費もかかる面倒くさい処理はぜんぶスマホ任せで割り切ったことで実売2万円台と非常にシンプルで好感の持てるモデルに仕上がっています。
黒部峡谷で試用してきた模様はヤフクリにてご覧くだしあ。

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詳しい使い方も記事にてですが、サクッとまとめると──

・時計じたいはいつものプロトレック
・歩数計センサー搭載
・Bluetoothによるスマホ連携
・電波時計機能はないけどスマホの時刻で自動補正
・GPSもなくスマホアプリにロガーおまかせ
・現在地を記憶して、秒針で方角を表示するロケーションメモリー
・アプリで世界時計やアラーム、時報、タイマーが設定可能
・日の出/日の入表示あり
・視認性の高いデジアナ文字盤
・デジタル表示にかかった針を退避可能
・ライト付き
・スマホ探索機能


こんな感じでしょうか。

手元で現在地が確認でき単体でGPSロガーになるWSD-F30は、それはそれで貴重だと思いはするものの、アウトドアでは致命的ともいえるバッテリーの消費量(の多さ)に、Apple Watchに比べるともっさりとしたUIで、日帰り登山ならまだしも長期のスルーハイクには連れて行くのは難しいなと感じていました。

その点、PRT-B50はプロトレックならではの性能はそのままに、今日求められる機能(自動時刻補正、GPSロガー)をスマホ任せにしちゃったわりきりが潔い。だから安い。素晴らしい。

わがままをいえばソーラー充電くらいは欲しかったところですが、内蔵電池だけでも2年はもつらしいので、それも価格優先でばっさり切り落としたのでしょう。

カラバリは、PRG-40をほうふつとさせる80年代チックなもの。いずれにせよ「消耗品だもの、こういうのでいいんだよ」を体現した傑作かと存じます。

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