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あっという間の2年でした。実は今年の誕生日用に「昭和49年生まれ、49歳になる」というエントリを下書きしていたのですが、友だちと遊び呆けているうちに公開するタイミングを失いました。いつものように雑感とクソバイスをお届けしようかと思うのですが、今回はアップデートされた分だけにいたしましょう。ご興味のある方は1周年のエントリをどうぞ。
沖縄と東京の割合は、当初仕事や出張もあったので半々から2:1(沖縄20日に対して東京10日)ていどだったのですが、「なるべく沖縄にいたい」と3:1(沖縄3週間に対して東京1週間)ほどで推移しております。月によっては帰らない場合もあるほど。

というのも、東京で無為に過ごしている時間が長いような気がしたのと、コロナが明けて飛行機の相場が高くなったから。

1年ほど前までは早割で1万円を切っていた運賃も、いまやタイムセールで1万3000円に届くかどうか。これまで往復2万円だった予算が、往復3万円前後となりました。LCCもそんなに安くない。となれば、帰京する頻度を1.5ケ月から2ケ月に一度に減らすしかありません。個人的には3ケ月に1度くらいのペースで帰京するくらいでいいんですけど、仕事があるのでそうも言っておられず。

その他にも、コロナ明けはさまざまな面で沖縄生活に影響をもたらしています。顕著なのは、入居時はガラガラで静かだったアパートがほぼ満室の勢いで埋まったこと。移住者が多いので最初はうるさかったんですが、だんだん落ち着いてきたのが不幸中の幸い。

他は、お店の営業と観光客が戻ってきたのと、これは全世界的にだと思いますが、物価が上がってきたことでしょうか。沖縄そばが500円だと「この店、安いな」と感じます。

懸念の台風は、実はこの2年間一度も直撃したことがなく、たまたま東京に帰っている最中に通過してばかりです。先日の往復ビンタも味わうことなく、しかも24時間以上停電していたっぽいのになぜか冷凍庫のモノは無事でした。眼の前の道路は冠水して通行止めになったり、道路と海を隔てるフェンスが吹っ飛んでいたりと大変みたいでしたが。

この記事を書いている8月13日現在もスーパーの野菜コーナーには在庫がほとんどなく、船便を待っている状況なんですが、これは離島だけの問題ではなく、日本本土もお隣で戦争が始まったら速攻で物資不足に陥るんではないかと思われます。

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話がそれました。

ともあれ、この沖縄生活を始めてしみじみ良かったなあと思うのは、「家からゼロ距離で自然がある幸せ」。起きぬけにカーテンを開けたら鮮やかなブルーの大海原が見える。もうそれだけで、その日1日、80点クリアしたくらいの価値がある。その気になれば家から1分で海に潜ることができる。もちろん、お目当ての夕焼けも家にいながらにして堪能できる。

なので、沖縄ならどこでもいいよという話ではなくて、うちのロケーションが最高なんよ、という話なのだと思います。

生まれてこの方、住む場所のロケーションにこだわったことがないというか、経済的にもこだわることができる立場になかった(ないと思いこんでいた)ので、ホテルや旅館に泊まった時くらいしか、場が持つ力や、心地よさに気づくことがなく、自分にとってそれは最優先事項ではなかったんですけど、こうしてひとたび、自分が心から気持ちの良い場所で寝起きすることで「どうして今まで追求しなかったんだろう?」と少し後悔したほど。それほどまでに、ロケーション大事。本当に、渋谷の家なんかいるだけで気が滅入るもの。

その他にもいろいろ触れたいことはございますが、ひとまず、沖縄生活2周年エントリはここまで。次の2年は、あわよくば、もっと居心地の良い場所があれば移り住みたいなというくらいで、基本はこの生活を維持できればと思っています。