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昨夏に引き続き、冬のフランスを2週間ほど旅してきました。依然ユーロ高ゆえパリを避けつつ、CDGからいったんリヨンを目指してレンタカーを走らせました。リヨン滞在後の旅程は流れで決めるつもりだったのですが、結局ドライブ旅行の快適さと楽しさがまさり、ふたたびクルマを借りてフランス内陸部をぐるっと周遊するかたちでパリに戻ったのでした。

雑感

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実際はペルージュから直接リヨンへは向かわず、音楽修道院のあるアンブロネ→城壁の街クレミューを巡りました

結果的に、CDG→ランス→ディジョン→ペルージュ→リヨン→ヴィシー→ムーラン→ブールジュ→オルレアン→フォンテーヌブロー→パリ(サン・マンデ)というあんばいで、シャンパーニュからブルゴーニュ、中央フランスを経てパリへといたる、いわば中央高原周縁をなぞる1500kmの旅となりました。

当然ながらレンタカーは左ハンドル+マニュアルシフトなのですが、これが楽しいのなんの。冬枯れしたフランスの田舎道を、村から村へと流れゆく景色のうつろいは、小学生の頃たばこの煙がたちこめるボウリング場で出会った体感ゲーム『アウトラン』のそれと重なり、40年近くの時を経て開発者の見たヨーロッパの情景を垣間見たような気がしました。そんな道中のサウンドトラックは、学生時代にしこたま聴いたデヴィッド・シルヴィアンやデペッシュ・モードをはじめとするヨーロピアン耽美系。日本人からすると非現実すぎる中世の街並みと、近代美術館くらいでしか見たことのなかった田園風景がどこまでも続くテーマパーク「フランス」を存分に堪能したのでした。トレビア~ン。

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相変わらず1ユーロほぼ200円の円安ユーロ高ゆえ、食事は自炊を中心にたまに外食、といった塩梅でしたが、フランスはバゲットをはじめバターやチーズといった乳製品、ハムやサラミなどの食肉加工品、そしてワインらの「主食」がとんでもなく安く広く深くてですね、道中ほぼ米を欲することなくウメェイェ〜と飽きずに過ごすことができました。これはもしかしたら住めるかもしれない、と勘違いしてしまうほどに。

かたやお買い物はほぼ楽しめず。というのも、もはや衣料品や雑貨はたといフランス製でも日本で買った方が安いんですよ。ソルドで半額じゃん!と一瞬どよめいても、冷静に2倍にすると日本価格と変わらないか、むしろ高かったりする。そんなわけで旅の途中からショッピングはあきらめて、フランスでしか買えなさそうなモノだけに焦点を絞りました。

気になる治安は、オフシーズンの冬だからか、あるいはカントリーサイドをずっと旅していたからか、そもそも観光客が少なく、危ない目に遭うことはありませんでした。カフェやレストラン、美術館も空いてるし、なにせ安いし、冬のフランスはいいかもしれない。

持っていってよかったモノ

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というわけで前置きはこのくらいにして、本題の「冬のフランス貧乏旅2週間に持っていってよかったモノ」です。だいたいにおいて、前回の反省を活かしています。

・粘着&吸盤タイプのMagSafeカーマウント
かつてのレンタカー旅ではシガーソケットに挿すACアダプタが必須でしたが、最近はどんなクルマにもUSBポートが備わっているため、むしろスマホをカーナビ代わりにダッシュボードに固定するホルダー必須でした。もっともApple CarPlay対応のナビも増えているので、USBケーブルに接続するだけで十分なケースも。なお、USBポートはAとCが混在しているので、変換アダプタを持っていくのがベストでしょう。

・保冷バッグ
冬なのであまり出番がないかと思いきや、冷蔵庫がないホテルもあったりして、冷えたビールやワインを楽しみたいときや、フロントでもらった氷をキープするのに保冷バッグは有効でした。あと、バターをしこたま買って帰国するときも保冷バッグがあった方がよいでしょう。今回はキャンプ用のしっかりしたモノを2つ持っていきました。

・ヴィクトリノックスのピクニックナイフ
バゲットは手でちぎるのがお作法だそうですが、そうでもなくてもサラミやチーズを切ったりするのにナイフがあった方が便利です。折りたたみのヴィクトリノックスは切れ味もよく、最近の旅行の必需品。あまりに切れ味がよいので、自宅でもサンドイッチ用のパンを作る時に重宝しています(沖縄はなぜかサンドイッチ用のパンが売っていないので自分で厚切りを半分にカットしている)。

・コーヒーフィルターとミル
旅の序盤にチョイスしたコーヒー豆がさほど美味しくなかったため、大活躍したとは言い切れないのですが、モンベルの繰り返し使えるコーヒーフィルターと、ポーレックス風の軽いコーヒーミルは、持っていって正解だったかもしれません。もっともホテルやエアビーには、ネスプレッソやドルチェグストのマシンが設置されていることも多いので、現地スーパーでカートリッジを買う方がてっとり早い気がしないでもありません。豆にこだわりたいなら詰め替え用のカプセルを持っていくのも手です。ちなみにワインオープナーはどこにでもある。

・ティッシュやキッチンペーパー等の紙類
ダイソーなら100円で買えそうなモノがだいたい高い、と覚えておくとよいでしょう。つまり、日用品や消耗品全般です。紙類だと他にコーヒーフィルターとかも高い。使い切りや小分けも少ないので、濡れティッシュやおしり拭きなども日本から持っていった方が吉。ジップロックやラップ、養生テープといった梱包系も圧倒的に日本が安い。旅行に必要な細々としたモノ、歯ブラシやカミソリなんかも現地調達は諦めた方がいいでしょう。

・スマホやカメラのアクセサリ類の予備
これも日用品と並んで高いモノたち。コンセントの変換アダプタやカメラ用品なんかはそもそも探すのが困難です。ACアダプタ、コンセント変換プラグ(SEタイプ)、USBケーブル、USB変換プラグ(C to Aとか)、予備バッテリー、有線イヤホンあたりの、それこそダイソーでも買えるようなアクセサリ類は複数持っておいてもよいかも。

持っていかなくてもよかったかも

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逆にわざわざ日本から買って持っていったドライヤー(無印良品)は、すべてのホテルとエアビーにありました。昨年夏はなかったのになぜ?

その他、メモ帳にしたためたのが「ハンディファン」「モバイルバッテリー」「MacBook Air」「衣類」「ボードゲーム」「携帯ゲーム機」「自炊セット」「コーヒーミル」「バッグ類」などでした。

ハンディファンは冬でも一人だけ暑いケースがあるのであった方がよいのですが、わざわざバッテリーを内蔵した専用品までは必要なく、モバイルバッテリーやスマホから給電するタイプで十分だと感じた次第。そのモバイルバッテリーもiPhone 17 Pro Maxでかなり電池がもつためほとんど出番がありませんでした。5000mAhのUSB-Cポート内蔵モデルがひとつあれば十分。

MacBook Airは単純に出番が少ないわりに重いから。いずれiPad Pro 11インチに移行予定。

衣類は、冬だったためそこまで必要ありませんでした。メリノウールにすればなおさら。なにせ一番かさばるのが衣類ですからね。

ゲーム系は、わりかし暇じゃないし、疲れて遊ぶ気力がないので。2週間ていどならスマホやタブレットで代用できます。

自炊セットとコーヒーミルは、頻度によるというか。今回は備え付けのケトルを使うシーンが多かったのでたまたま出番が少なかっただけとも言えます。ミルもかなり使った方ではありますが、そもそも空気が乾燥しているので粉コーヒーを持ち歩いても劣化が少ない気がしないでもありません。

バッグ類が不要なのは、道中どうせ自分土産用のエコバッグが増えるため。定番はモノプリのエコバッグですが、ビオコープやALDI、LIDLのそれが可愛いのでオススメです。

次こそは

夏冬のフランス旅で味をしめたため、今後もできるだけ長めのヨーロッパ旅行を年2〜3回ほど繰り返したいところ。次回はおそらく夏頃になると思うのですが、その際に持っていきたいのが下記のあたりです。

・牡蠣ナイフ
市場を中心に牡蠣が容易に手に入るフランス。持ち帰り用に剥いてもらうと高くつくため、自分でやった方がお得です。岩牡蠣ではないので簡単ですしね。

・調味料のたぐい
ディスカウントストアは安いのですが、どうしても大容量になりがち。最初から自炊するつもりであれば、ほどよいサイズを日本から持っていった方が道中邪魔になりません。ただ、塩などはパスタを茹でる際にけっこう使うので、容量の見極めが難しい。200gくらいかしら。また、オリーブオイルやアンチョビは現地で買った方が気分が出るため、高級スーパーで小さいサイズを選んでもよいかも(アンチョビはまあまあ高くつきますが)。今回は乾燥唐辛子がなかなか手に入らなかったので、これは日本から持っていっても良いでしょう。

・AirFly Pro 2
15時間におよぶ長時間フライトで映画を観るのに便利なBluetoothトランスミッターですが、途中でAirPods側のバッテリーが切れてしまうため、Bluetoothイヤホンは2台持ち推奨です。その際、トランスミッター側がマルチペアリングに対応していた方が切り替えがスムーズ。今は単体しかペアリングできないAirFly SEを使っていますが、機を見てProに乗り換えたい。

・エアポンプ型のワインオープナー
ワイン文化ゆえどこにでもワインオープナーは転がっているのですが、それが開けやすいかどうかは別。最近アリエクで買った空気を送り込む系のものなら、誰でも簡単に開栓できます。ほぼプラスチックなので軽いのもヨシ。ただ、先端が尖っていたり、ラベルカッターが金属だったりするので、一応預け入れ荷物に入れておいた方が無難かもしれません。

・広角レンズ
今回カメラは、24-200mmのコンデジ、RX100M7だけで臨んだのですが、24mmだと教会内を中心に撮りきれないシーンがままありました。画作りの狙いによりますが、全部撮りたい!という方は16mmくらいの広角レンズを持っていった方がよいかも。もっとも、iPhoneがあれば超広角レンズがあるので一応撮れはします。暗所にも強いし。個人的にはリコー GR3xか、富士フイルムGFX100RFあたりが欲しいのですが、RX100M7の200mmズームによる圧縮効果も捨てきれず、悩ましい限りです。

以上。思い出したらまた追記しますが、このへんで。次はイタリアやポルトガルもいいかなと思っています。