熊山准のおブログ｜KUMAYAMA.com

モニターにはレンチキュラー印刷を用いているので角度を変えると『ABCのうた』『森のクマさん』をはじめとした捨て曲なしの定番4曲を内蔵したミュージックモードへ。このミュージックモードでも、曲名をタッチするとちゃんと曲が奏でられるんですよ。

どういう仕組みかと思ったら、ホームボタンを押すごとに「テレフォンモード」と「ミュージックモード」を行ったりきたりするんだそうです。賢いな。

さらに大手バンダイからはあからさまにiPad風のウルトラマン図鑑『ウルトラPAD』がラインナップされており、子どもの世界にスマホやタブレット端末がどんどんと浸食している様子がうかがえましたよ。

ちなみにこのウルトラPADも、仕組みはおしゃべりタッチフォンと大差なく、パネルの絵を入れ替えることでタッチした場所の音声が切り替わるのだそうです。ただ、そのパネルが14種類もあるので、遊び甲斐は雲泥の差。

カッコいい裏面。ちなみに怪獣などをタッチすると名前や鳴き声が出たり、スペシウム光線にそってスワイプするとSEが鳴ったりと、いろいろ工夫された「遊べる図鑑」となっているようです。

で、肝心の仮面ライダーフォーゼやゴーカイジャーの新製品なんですが、いずれも撮影NGなので写真がありません。ただ実物はかなり先まで展示されてあって、ゴーカイジャーに関してはバズーカ、最終ロボ（サポートメカ）、レンジャーキー収納ボックスになる宝箱などが展示されていたり、フォーゼもドライバーはもちろん、ファイヤーステイツやエレキステイツのなりきり玩具やFMC（可動フィギュア）に、フードロイド3体、アストロスイッチは第4弾までありました。

フォーゼ系の感想ですが、変身ベルト中央のディスプレイはけっこう高級感ありましたね。各スイッチのギミックの楽しさもさることながら、ハンドルをガチャコンとスライドさせる動きも楽しい。食玩スイッチもパッケージが素晴らしく、やっぱり集めたくなるかもしれません。

アストロスイッチが付属したファイヤー、エレキのなりきり武器は意外とというか、かなり小さい印象でした。可動フィギュアのFMCは、ベースステイツはカッコいいものの、エレキあたりは若干微妙な成型色。そもそもソフビも劇中スーツと色味が全然違ってて、ソフビの色味はソフビ版アクセルブースターばりの芋ようかんでした。ソフビは…後で重塗装版が出るならそっちだけでいいなあ。でもベースステイツの重塗装版は出ても、エレキは微妙だから出ないかなあ。あと、マシンマッシグラーと、ロボに変形するパワーダイザーですが、マッシグラーはそれなりのチープさ加減で、パワーダイザーはまあ悪くはないんじゃないでしょうかという感じ。

で、もっとも造りがしっかりしてるんじゃないかと思っちゃったのは意外とフードロイドなんですよね。バガミールとか往年のロボット8ちゃんやバッテンロボ丸の脇役ロボットにも通じるような可愛さです。

とりあえずFMCは予約しているので、変身ベルトとバガミールは買っちゃうかもしれません。スイッチはおいおい。

見本市で他に面白かったのは、タカラトミーの土方体験玩具「キッドウッド」ですね。これは緩衝材みたいな発砲なんちゃらを木に見立て、おもちゃののこぎりやトンカチ、釘などで木工体験ができるっちゅー知育玩具です。キッザニアっぽいなと思ったら、キッザニアでプロモーションしてたみたいですね。

売れ行きは夏休みだったのでまあまあ良かったらしいんですが、子どもに設計図なしで「何か作ってみろ」と言っても何も作れないらしく、やっぱり木工に明るい親が手引きしないと楽しめないのかもしれませんね。大工の親なら子どもの頃から本物でやらせるかもしれないし、面白いけど難しいポジションのおもちゃです。

もうひとつ、みんな大好きうまい棒をスライスするおもちゃ「スティックパーティー」。4分割、6分割、8分割などなど様々なカッターでうまい棒を分解し、1本10円のうまい棒をチビチビ食べたり、混ぜ合わせてミステリーな味を楽しんだりすることができるとか。ガリガリ君おかしなかき氷に続くヒットになりますかね。

もちろん先日紹介したバンダイのFUSHIGIも、FUSHIGIパフォーマーのTomo氏を招いてデモンストレーション中でしたよ。あと他にはプラレールアドバンスはちょっとヤバかったですね。まだ面白いものがあったと思うんですが、思い出してどうしても書きたくなったらまたエントリしますね。

関連リンク
・クリスマスおもちゃ見本市2011
・マルカ（おしゃべりタッチフォン）
・ボーイズトイパーク｜バンダイ
・リアルコンストラクション｜タカラトミーアーツ
・プラレールアドバンス｜タカラトミー