土日月で行ってきた八ヶ岳登山の3日目最終日です。本当は行きの林道で無理をさせたバイクが心配だったので、3日目はもう登山はせずにオーレン小屋から桜平まで下りて来ようかと思っていたのですが、夜が明けたら天気が良く、山小屋の爺さんも「今日は上に行ったら最高だぞ」と言うので、当初の予定通り、オーレン小屋から北八ヶ岳の入り口、根石岳まで行ってきました。
オーレン小屋から箕冠山を超えて、根石岳を臨みますよ。
小一時間のサクサク登山です。でもパノラミック! ビューリホ!
登って来た道をふり返ると、硫黄岳や赤岳も見られます。富士山は無理。
さらに夏沢峠から硫黄岳への登山道をズーム。あんなところ登って来たのね。
日本アルプスをぐるっと見られる絶景で、槍ヶ岳もくっきり。
そこから根石山荘に寄って400円のコーラゼロをゴクゴク飲み干し、往路は夏沢峠経由でオーレン小屋まで戻り、預けていた荷物をもらって、夏沢鉱泉~桜平に帰りました。オーレン小屋から桜平までは1時間なので楽勝かと思いきや、意外と登って来てたんですね。「あれ? こんなに遠かったっけ?」とけっこうしんどかったです。何よりそんな道を夏沢鉱泉から夏沢峠経由で硫黄岳山荘まで背負子を担いで荷揚げしている女の子にビビったんですがね。
そしてその3は写真が少なかったので、今回の登山装備の一部をお届けしますよ。
アメニティ系。歯磨き粉はほとんどの山小屋で使用NGでした。実はオーレン小屋には素敵なお風呂があって入れたんですが、そこでもシャンプーや石鹸の利用は不可。日焼け止めは持って行ったのにORのサハラキャップを過信して、小まめに塗らなかったら鼻や頬が真っ黒になりました。標高的に虫除けと虫さされはあまり使いませんでしたが、山小屋泊では耳栓が不可欠です。かくいうぼくは睡眠時無呼吸症候群のマウスピースを忘れちゃったので、むしろいびきで周囲にご迷惑をかけていたクチですが。はい、すみません。
冒頭の写真の自炊セットを展開したもの。エスビットの固形燃料ストーブと、スノーピークのチタンマグカップという極小クッカーですが、今回は山荘でお湯をもらえたので不要でした。失敗したのは、荷物を置いて頂上アプローチができたので、阿弥陀岳と根石岳に持って行かなかった点。頂上でコーヒーを淹れて飲んだら最高だったでしょうね。
最後に今回の無駄な荷物すぎるモバイルガジェットたち。SPOT ConnectもエネループもiPhoneもモバイルルーターも、たった1本100円の充電ケーブルを忘れたせいで、すべて無用の長物と化しました(笑)。iPhoneをハブにつながるものなのでね…。で、結果的に3日くらいの山行ならモバブ1台で十分な気もしましたよ。保険的な意味で2個でもいいんですが。
以上、今回はマウスピース、(持って行ってたけど置いて行った)クッカー、Dockケーブルと痛恨の忘れ物が立て続きましたね。
さらに桜平まで帰ったら、なぜか夏前に交換したばかりのバイクのバッテリーが上がっておりましてね。たまたま帰るところだったセダンのおじさんに直結でエンジン始動させてもらって、アイドリングしてたんですが、うっかりアクセルゆるめたらエンジン停まっちゃったりして。もうおじさんはお先に帰っちゃったし、しばらく待っても誰も下山してこないので、あきらめてロードサービスを呼んだのですよ。そしたらたまたまオーレン小屋で一緒になった静岡の中高年夫婦が下りて来られたので、再びジャンプケーブルで助けてもらって、今度こそはエンジンの回転数に気を付けながら、おそるおそる林道を走ってこの世まで戻ってこられた。そんな一幕がありました。あー、しんど。
そうだそうだ。それと今回初めて導入してみたのが三鷹のHiker's Depotで購入したばかりのプロテック アスレチックスのニープロテックです。これを膝の皿の下に捲くと、膝の痛みが予防できるのです。実際予防できたんですが、もう片方の膝も痛み出しましてね。結局2つ必要やないの、と思ったり、さらに膝の痛みにはおしりから来るものもあるので、どうせなら膝関節全体を覆うタイプのものを最初から2つ買っておけばええやん、とも感じた次第ですよ。
で、まだまだエントリは文字ばっかりで続くんですが、今回の登山中に抱いた感想とか、得た教訓とかを備忘録的にしたためておきますよ。
・トレッキングポールは折りたたみ式の軽いやつが欲しい
・究極の日焼け対策は目出し帽しかないのか?
・サングラスも買わねばな
・グローブやサングラス、タオルなど紛失しやすい小物は派手なのがいいかも
・八ヶ岳ならトレイルランニングシューズで十分かも
・ファイントラックの靴下は五本指を出して欲しい
・米を食べると胃に溜まって体が重くなるからゼリーやおかゆがいいかな
・行動食は酸っぱいものや塩キャンディがさっぱりしてていかった
・多すぎるかなと思ったハイドロ2.5リットルだけどちょうど良かった
・ドコモのケータイをAndroidにすべきかなあ
・歯ブラシは折りたたみにしときなよ
・ORのサハラキャップはLサイズにしておけば良かったかな
・軽くて、かつ背負った荷物まで覆うポンチョが欲しい
・スキンズより普通のスパッツでいんじゃないか疑惑
・トレッキングポールの取り違えを防ぐためにマーキングが必要?
・ファーストエイドキットをそろそろ買わねば
・小石の侵入を防ぐ薄いゲーターも必要だわね
・NEX-5N+SEL18200はなかなか良かったけど広角レンズも欲しい
・スナック菓子はほとんど必要なかったのかも
・40円のスニッカーズミニが1個で100kcalな件
・折りたたみのカラトリー欲しい
・メントスもいいけど酸っぱい味が欲しい
・やっぱり夜明けとともに登り始めると1日が長い
・時計はもっと小型のものが軽快でいいかも
・筋トレしといて良かった
・iPhoneの防水バッテリーケース買おうかなー
・ライクラサコッシュやカメラのストラップで首筋が荒れる
・頂上アプローチにサブリュックあると便利だったかも
・ファイントラックのナノパックタオルはセームタオルの代わりにはならん
・オーレン小屋と聞くと、オーレンジャーではなく欧陽菲菲を想起してしまう
以上です。
それにしても今回の南八ヶ岳の周り方はなかなか良かったと思います。というのも、もしこれが逆周りだったら、行者小屋から阿弥陀岳・赤岳方面への登りが半端なく辛かったからです。夏沢峠から徐々に高度を増して行ったのでさほどしんどくなかったかなと。オススメですよ。
関連リンク
・PRO-TEC ATHLETICS KNEE PRO-TEC/PT|Hiker's Depot