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今日は恵比寿の東京都写真美術館ホールで上映されている映画『僕たちのバイシクル・ロード』を観に行きました。どうもこの前売券がチケットショップで見当たらないので、ついでと言っては失礼なのですが、同館で開催されていた『畠山直哉展 Natural Stories』も観てきました。写真展の半券があると映画の当日券が300円引きになるからです。
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写真展と映画を観る前に、恵比寿のカフェ「歩粉 Hoco」でお茶。ここはクウネルとか読んでる女子が死ぬほど好きそうなインテリアが可愛いお店で(おそらく外人は椅子が小さすぎて座りきれないと思う)、スコーンがおいしいのですが、なぜかデザートプレートセットにしてしまいました。ダブルナッツとゴボウのキャラメルケーキと豆乳の葛餅にスコーン。紅茶にするとポットで出てきて足し湯が無料です。

陸前高田市出身の写真家・畠山直哉氏の作品は、自然や、人の手が加わった自然を被写体にしているものが多く、もともと山や採石場、工事現場が好きなぼくにはなかなか魅力的な展示でした。特に岩を発破で吹き飛ばしている連続写真や、煙突から吐き出される煙を撮影した作品が良かったですね。他にも震災前と震災後の陸前高田を撮影した一連のスライドがあるのですが、その作品を眺めているうちに、自分は水没した何か、例えば小さな船とかクレーン、ひいては『ポニョ』や『うる星やつら』の洪水後の町みたいなモチーフにぐぐっと心惹かれるのだなと思い知った次第です。

『僕たちのバイシクル・ロード』はイギリスの若者2人組がヨーロッパ、アジア、オセアニア、南極、南アメリカ、北アメリカ、アフリカの世界7大陸を足かけ2年半、自転車で走破するというドキュメンタリーです。そう書くとものすごくタフな旅なのかと思ってしまうんですが、実際は全行程を自転車で走るのではなく、ドーバー海峡からモスクワまで行ったら、後はシベリア鉄道でウランバートルまで移動したり、その後もヒッチハイクを使ったりで、必ずしも自転車での完全走破を目指しているわけではなく、さらに言うと南極大陸は仕方ないとしても、北米やアフリカはほんのちょっとタッチしたレベルで済ますという「それでいいのか?」と思わずつっこまざるを得ない内容なのですが、旅の途中でそれなりにハードなトラブルに巻き込まれているので、まったく観る価値のない映画というわけでもなく、そこそこ旅情をかきたてられる内容ではあります。
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その後、恵比寿ガーデンプレイス名物のクリスマスツリーでパチリ。
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帰りに本日オープンの代々木VILLAGEをひやかしつつ、駅前の山水楼で念願の角煮ラーメンと餃子で晩ご飯。角煮がしっかりしていて、これでご飯を食いたいですね。餃子もしっかりしたボディで、シンプルにお酢だけでもコク深くおいしかったです。

関連リンク
僕たちのバイシクル・ロード〜7大陸900日〜
東京都写真美術館
代々木VILLAGE by kurkku
歩粉