2011年10月25日火曜日。この日は、ゴーキョのロッジ村から標高5360mのゴーキョ・ピークに登り、朝のエベレストを拝んでから、ロッジに戻ってご飯を食べ、翌日のチョ峠越えに備えてゴジュンバ氷河を越えて峠の手前のタナクまで参ります。写真が氷河ですね。
朝5時半。もはや山の名前がわかりませんが、おそらく北側の山。
ゴーキョの第3湖。荷物は軽いけど、登り始めから苦しい。
どんどん先を行くジョシュ。ぼくのポーターはロッジで寝てる(笑)。
標高差600mしかないけど、2時間かかる。途中、写真撮れないほど苦しい。
では、エベレストをご覧ください。
これ、年賀状に使おうかと思ってたカットです。あけおめー。
太陽光のせいでうまく撮れないパノラマ。※クリックで拡大。
無茶置きしますな。
先に着いてたジョシュとサンタ。チョー・オヨーが綺麗ですね。たぶん。
さてと、おなかが空いた。あそこまで帰らないと。
律儀にミニくまちゃんを持ってくれた外国人トレッカー。ちょい遠い。
この写真は本日のベストかもしれない。しかしジョシュとサンタの下山は早い。
エメラルドグリーンなゴーキョ・サード・レイク。
反対側は荒野。
やっとロッジ村に着いた。
冷えきった体に嬉しいララヌードル。嬉しさを表現。
ぼくらのベッドルームに朝日が入ってチョーぬくぬくでしたがチェックアウト。
左側の山がゴーキョ・ピークです。こうして見ると楽勝ぽいんですがね。
巣でエサを待つ小鳥たちのような山並み。
さて、ゴジュンバ氷河を越えましょう。
氷河と言っても砂利が滞積しているので氷の上感はない。
それでもえげつない高さの池があったりします。
この辺でサンタに抜かれる。しんがりは相変わらず我がポーター。
そろそろ氷河ともお別れ。
再度、チョー・オヨー方面を一瞥くれるジョシュ。
なんか中華料理というか漢方の匂いがする荒野を行く。
タナクのロッジ村が見えてきました。標高4680m。歩き方では「ドラクナク」。
こんな感じの荒野感。※クリックでパノラミック。
部屋を無事確保。チョ峠越えのトレッカーは少なくないので心配なのでした。
今日は早めに歩き終えたので原稿書いたり本を読んだりまったり。
ダイワマンの会社に勤める中国人トレッカー氏と話す。
梅味のするお菓子をくれたよ。
もう一人、日本人エベレスト登山者も多くサポートしているパヌル・シェルパ氏。
そんなわけで、カラ・パタールの丘と人気を二分するエベレスト鑑賞スポットであるゴーキョでした。かなり苦しかった上に、山頂ではSPOT Connectでチェックインしなくちゃならないし、あれこれ山の解説も聞かなきゃだしで、あまり写真が撮れていないのが残念です。トレッキングに限らず、海外旅行中に感じるのは、いろいろやりたいところをぐっとこらえて極力シンプルにするべきだってことですな。じゃないと、肉眼で景色を見て、音と匂いを感じる時間が少なくなって、「あれ、何しに行ったんだっけ?」と印象が薄くなってしまう。とはいえ、ログを記録することも大事なので、やっぱりタスクは増える一方なんですけどね。
で、翌日はいよいよこの旅3つ目の難関にして、2つ目の峠、チョ峠越えです。
つづく。
「エベレスト街道トレッキング」のインデックス
・エベレスト街道トレッキング1日目 ルクラ〜パクディン
・エベレスト街道トレッキング2日目 街道最大の町ナムチェへ
・エベレスト街道トレッキング3日目 エベレストビューホテルへの遠足
・エベレスト街道トレッキング4日目 ターメ
・エベレスト街道トレッキング5日目 荒野のルンデン
・エベレスト街道トレッキング6日目 レンジョ峠からの初エベレスト
・エベレスト街道トレッキング7日目 早朝ゴーキョ登山とゴジュンバ氷河越え
・エベレスト街道トレッキング8日目 雪のチョ峠を越えてアマ・ダブラム
・エベレスト街道トレッキング9日目 カラ・パタールの丘
・エベレスト街道トレッキング10日目 エベレストベースキャンプとポーターの失踪
・エベレスト街道トレッキング11日目 最後の峠コンマ・ラ
・エベレスト街道トレッキング12日目 ふたつのチュクンとヒマラヤのパン屋さん
・エベレスト街道トレッキング13日目 最後のエベレストとポーターの全滅
・エベレスト街道トレッキング14日目 くまじゅんクムジュン
・エベレスト街道トレッキング15日目 突然のさようなら
・エベレスト街道トレッキング16日目 ルクラ待機
・エベレスト街道トレッキング17日目 決断
・エベレスト街道トレッキング18日目 昼飯はコーラ(常温)
・エベレスト街道トレッキング19日目 もっともタフな1日
・エベレスト街道トレッキング最終日 シヴァラヤで旅終わる