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今日は「毎月1日は映画の日、誰でも1000円じゃ」なので、ここぞとばかりに朝一番で『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE』を観に来たんですが、よくよくチェックしたらこの映画はもともと80分ていどの作品なので、正規料金が1200円なんですね。自宅からの渋谷までの電車代が320円、新宿まで歩いて観に行った方が安かったというオチ。
とにもかくにもギャバンですよ。映画冒頭で「宇宙刑事30周年」というロゴを突きつけられ、取り返しのつかない年月に愕然とするわけですが、たたみかけるようにギャバンが当時のBGM(後で曲名を調べよう)とともに毅然と登場するシーンで、30年の時空を飛び越え一気に小学生当時に引き戻され、おっさん歓喜とも感涙とも言いがたいもやもやとした懐かしい感慨に浸ってしまいました。予告編でさんざんギャバンの動くところを観てるので、再確認的な意味合いが強い本編鑑賞なのかと思っていましたが、BGMにやられましたね。
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以下ネタバレなわけですが、あらすじはゴーカイジャーを追って地球にやってきたギャバンが、5人を逮捕して上官に突きつけるのものの、その上官が実はドン・ホラーの血を引くザンギャック怪人で、騙されたギャバンは魔空空間長瀞の魔空監獄に閉じ込められてしまい、それをかつて幼い頃ギャバンに「男なんだろ」「勇気を持て」と教えられたキャプテンマーベラスが救出に向かうというというもの。始終ハイテンションな新旧ヒーローの共演が見どころなわけですが、途中で2月から始まる『特命戦隊ゴーバスターズ』のプレビューや(音もなくバスコの隣に立つブルーとイエローがカッチョいい)、ギャバン/一条寺烈役の大葉健二が、バトルケニアの曙四郎、デンジブルーの青海大五郎としても出演し、最後に宇宙刑事シリーズの最終回を彷彿とさせるシーンを盛り込むなど、今のちびっ子からかつてのちびっ子まで楽しめるファンサービスも満載です。

個人的にはドラマ冒頭でゴーカイレッドとゴーカイブルーのツーショットが多かったので、「これはもしやラストに、シャリバンのレンジャーキーとシャイダーのレンジャーキーが出てきて、宇宙刑事3人そろい踏みするんじゃねえか」と期待したんですが、それは深読みしすぎでした。あと、若干違和感があったのは「よろしく勇気」というセリフですね。確かに主題歌では「あばよ涙 よろしく勇気」と歌われており、それはもう子ども心に強く刻まれている歌詞なのですが、あえてギャバンが本編で連呼していた記憶がないんですよね。子どもだったからちゃんとストーリーなんか追ってなかったからかもしれないけれど。

主題歌でいうと、見せ場の戦闘シーンでかかるのもテンション上がってよろしかったんですが、ボリューム大きめのSEで肝心の歌詞がよく聞き取れず。最後のエンディングロールで初めて流れた方が(聴いたこともない映画主題歌よりは)、遙かにドラマチックで効果的だったのではないかと思います。あくまでおっさん的に。

と、残念だったポイントばかり書いてる気がしますが、いやいや面白かったんですよ。このままシリーズ化してもいいんじゃないかってほどです。さすがに宇宙刑事単体でシリーズ復活させるのは難しいことくらい、オタクにもわかるので戦隊モノの追加戦士がメタルヒーローだったりしてもいいんじゃないかななんて思うわけです。

写真は後ほど。

関連リンク
海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE