
先だってモブログしたように、昨日は日光東照宮の裏を流れる稲荷川、その上流にある雲竜渓谷に行って、この時期しかあらわれない氷の柱を見てきました。いつも登山は電車かバイクで行くところですが、冬だし、日光駅から登山口までタクシーで40分かかるというので、時間的・コスト的な面からレンタカーで行ってみました。さらにゲート付近には駐車スペースが4台ほどしかないと聞いたこともあり、深夜3時に東京を出ました。結果3時間弱の一番乗りで到着。実際は土日じゃなければ心配するほどのものじゃないみたい。

夜明けを待って7時前に出発ちんこうちんすこう。

最初の1時間はひたすら舗装された林道が続きます。ところどころ凍ってて滑る。

残念ながら曇りっぽいですが、雪焼けしなさそうでもあります(でも焼けた)。

ダムを見下ろす展望台。日本一らしい日向砂防ダム。

ポリゴン化したかのような岩肌。

洞門岩というポイントを過ぎるとアイゼンを装着。すごい雪になってきた。

まずはプチ氷柱がお目見え。

これでも「すげー、すげー」と興奮して写真を撮りまくる。

細かい雪がびっしり。ネズミ手袋も寒そうな。

バックパックの中身が濡れると嫌なのでポンチョをかぶる。働くネズミ。

おそるおそる流れを渡る。雪で岩なのか氷なのかわかんない。

いったん谷間を上がると、いよいよ雲竜渓谷へ。本格的な氷柱にビビる。

でっかい!

しかし先を行く人たちがいなければ、途中完全に迷ってました。

雲竜渓谷入り口のパノラマ。※クリックで拡大。

細い谷間一面の氷柱、もはや氷壁。

奥にもまだまだ氷柱が見えます。

しかし、渡河するポイントがわからない。まずここで足を滑らせて転倒する。

なぜか胸の筋肉が肉離れしつつ、狭い通路。ほとんど氷の上を歩いている。

この辺夏場は、滝じゃなくて岩清水だそう。

こういうのが、いつまでも溶けないと氷河になるんスかね。

この足場はよく見ると氷でできてる。

岩場にびっしりくっついたヒゲのような氷柱。

昨日もアップしたアングルですが、奥にはさらにすごい氷柱が控えています。

氷柱の裏側にまわろうとアプローチしてたら、雪にはまって再び盛大に転倒。

脚の付け根があらぬ方向にまわって再び肉離れしつつ、滝の裏側からパチリ。

崩れた氷柱はさながらギリシャ神殿のよう。

モリモリ積まれた大福のような氷柱。

ミニくまさんもパチリ。寒すぎて出番が少ないです。

今日は雪が白く積もちゃってるのですが、単なる氷柱だとさらに青くて美しそう。

当初、最奥部と思われたポイントにて、軽アイゼンで無理矢理に氷柱を登る方。

いったん帰ろうとしたものの、後から来たベテランに「まだある」と教えてもらう。

それがこの雲竜瀑ですよ。

じゃあ、記念撮影しとくかー。

雲竜瀑の左手にある小高い崖に登って、左側からパチリ。

その崖から西側の谷を見上げる。アカナ沢、七滝沢などに続くようです。

帰りにビートルズ風でパチりんこ。寒すぎてiPhoneの電源が落ちる。

そびえ立つ氷柱。

耳をすませるとピキピキいってたようなので、いつ崩落するかはわかりません。

本当はヘルメット推奨です。後から来たツアーの人たちは全員かぶってたし。

再び狭い谷間を戻ります。

雪が降り込まない岩場の影でみそ汁補充。バーナーが不完全燃焼。

帰りは少しだけ晴れ間が見えて、それはそれで綺麗なものでした。

復路は林道でしたが、失敗。雪が固くて深くて足を取られまくり。

最後はくたくたになって登山口に到着。

帰りは温泉。日光の温泉が休館してたので、今市のカラオケボックス併設店へ。

そしてメシは佐野ラーメンと決まっているのです。

いつも行く青ネギラーメンの太七が本日終了だったので名店おぐら屋へ。

速攻で出てきて、作り置きくさいのに、いつまでも熱々で口の中が火傷した餃子。

喜多方ラーメンにも似たあっさりスープに、青竹で打った不揃いな中太麺が特徴。

最後に本日の行動ログ。GPSがブレてるので本当は18kmも歩いていないはず。
今回、初めて気づいたんですが、佐野ラーメンて沖縄そばみたいですね。佐野ラーメン屋にはなぜかサイドメニューにもつ煮込みがあって、それ用に七味唐辛子が置いてあるんですが、胡椒よりも七味の方がぴったりハマります。いやー、満足満足。
という話ではなくて雲竜渓谷ですよ。まだ軽アイゼンしか持っていないのですが、本来であればちゃんとした10本足のアイゼンを履いて行くべきでした。急な登り坂もちらほらあったりするのでね。巨大な氷柱がいつ崩落するのかわからないので、ヘルメットもあった方がいいでしょう。
あと、行程的なアドバイスとして、この日は登山口までのスタッドレスタイヤは不要でしたが、積雪量によっては必要かもしれません。それにしても現行のカローラフィールダーは激快適でした。かつて実家に2〜3世代ほど前のカローラワゴンがあったのですが、乗り心地が雲泥の差。また、渓谷からの帰りルートですが、林道ではなく谷側を歩いて帰った方が早いし楽ちんです。林道はえらく長い上に、疲れますよ。スキー板でも持っていれば話は別ですが。
そして本日、足が痛いです。