2011年11月5日土曜日。帰国便が11月9日夕方に迫るなか、ルクラからジリまで歩く想定外の長い帰り道2日目。1日目はなんだかんだと出発が昼前になったので、ルクラからブクサまでしか来れなかったのですが(それでも高低差があったので、随分歩いた気がする)、今日は朝早くから経つのでかなり歩ける、歩かされる予感がします。
おはよう、カワイコちゃん。
宿主はカウンター裏で寝てるみたいです。
朝ご飯は卵入りシェルパ麺。油揚げが入ったすいとんみたい。
旦那さんは本職の山岳ガイドなのでこうして母子3人で宿を切り盛り。
こちらが宿泊棟。SUNDUP LODGEですよー。おすすめですよー。
ブクサからカリ・コーラまでさらに山を下ります。
ヒンドゥー教の飾り花。ひとつ付けてもらう。
カリ・コーラは昔懐かしい日本の里山の雰囲気。
この辺から街道上で出会ったネパール女子に「美人だね」と声がけを始める。
ちょっとした段差などおかまいなしに登る親鶏。
置いてけぼりにされるかと思いきや、なんとか付いていくヒヨコ。
ここでようやくカトマンズの旅行代理店と途切れ途切れの通話ができる。
川まで下ってジュビンへ。ブクサが2320mでジュビンが1670mだから随分下りた。
洗濯物をする少女。
こんなところにまでネットワークビジネスの魔の手。客が貼ったもんだと思われ。
ポーターを置いてけぼりにしたので休憩。
いよいよエネルギー補給にコーラ解禁。常温だけどうまい。
写真は撮らせてくれるけど、ボールペンくれって言われることが増えた。
街道沿いは人間にも家畜にも赤ちゃんが多くて活気がある。
再び2194mのマニディンマまでガンガン登る。早くもコーラ2本目。
2335mのヌンターラ? タクシンドゥ峠に向けてガンガン登り始める。
すでにポーターは遙か後方。
妖怪が住んでる荒れた山寺みたいなタクシンドゥ峠3071m。
『地球の歩き方』ではルクラからジリまで3つの大きな峠があるとか。
しかし、今日はどこまで行くのかわからないけど、もう下り基調だろう。
リンモの村。でも下り道の方が膝に負担がかかってキツいんだけど。
ベニ川まで下り、徐々に登り基調になってゆく。急ぎ足のツアー客がいたので付いていく。
団体にしては相当なハイペース。高度もグングン増して結局また3000m近くまで上がる。
やっと行軍が停止したのはソールン。ルクラで話した白人の女の子がチーズを分けてくれる。
あまりにおいしかったので自分も買う。昼飯かおやつか、ようやく固形物摂取。
確かポーターは「ジュンベシ」と言ってた気がするのでとりあえず向かう。
2675mのジュンベシに着いたのは日没後。ぼくの荷物を持ったポーターは?
結局2時間近く待って真っ暗闇の中、ポーター着。宿はトレッキング客で満杯。
そんなわけで廃屋みたいなポーター部屋で寝る。撮影側に窓はなくオープンエア。
今日はブクサ〜ジュンベシ。2日目だけど半分も歩いてない。
帰国便まで残り3日半。ジリから出るバスは朝に乗ってカトマンズまで8時間ほどかかるらしいので、ほぼ1日潰れるとして、8日の朝にはジリに着いていないとマズい計算になります。てことはジリまで残り2日。
つづく。
「エベレスト街道トレッキング」のインデックス
・エベレスト街道トレッキング1日目 ルクラ〜パクディン
・エベレスト街道トレッキング2日目 街道最大の町ナムチェへ
・エベレスト街道トレッキング3日目 エベレストビューホテルへの遠足
・エベレスト街道トレッキング4日目 ターメ
・エベレスト街道トレッキング5日目 荒野のルンデン
・エベレスト街道トレッキング6日目 レンジョ峠からの初エベレスト
・エベレスト街道トレッキング7日目 早朝ゴーキョ登山とゴジュンバ氷河越え
・エベレスト街道トレッキング8日目 雪のチョ峠を越えてアマ・ダブラム
・エベレスト街道トレッキング9日目 カラ・パタールの丘
・エベレスト街道トレッキング10日目 エベレストベースキャンプとポーターの失踪
・エベレスト街道トレッキング11日目 最後の峠コンマ・ラ
・エベレスト街道トレッキング12日目 ふたつのチュクンとヒマラヤのパン屋さん
・エベレスト街道トレッキング13日目 最後のエベレストとポーターの全滅
・エベレスト街道トレッキング14日目 くまじゅんクムジュン
・エベレスト街道トレッキング15日目 突然のさようなら
・エベレスト街道トレッキング16日目 ルクラ待機
・エベレスト街道トレッキング17日目 決断
・エベレスト街道トレッキング18日目 昼飯はコーラ(常温)
・エベレスト街道トレッキング19日目 もっともタフな1日
・エベレスト街道トレッキング最終日 シヴァラヤで旅終わる