
前編をエントリしたまま放置して中央アルプスに行ってしまいまして、ようやく後編です。3日目は北岳山荘を出て、中白峰〜間ノ岳〜西農取岳〜農取岳といういずれも3000mを超える峰々を巡って、大門沢下降点から大門沢小屋まで向かう、今回3泊4日の行程の中でもっとも長い移動の日です。と言っても、ツワモノはこのルートくらい2日でスルーしちゃうみたいなんですけどね。プラスおまけの最終日をアップ。

小屋にいてもまともに寝られないし、昨日得た教訓を元に夜明け前に出発。

空は綺麗ですが、風がピューピュー吹いて真冬ばりに寒い午前4時すぎ。

夕焼けが好きですが、朝焼けも素敵ですよね。朝焼けマニアになりたい。

笠雲をかぶったような北岳と北岳山荘。この辺で朝ご飯にする。

連続シャッターのパノラマはどうしてもブツ切れになります。※クリックで拡大。

明けきりましたね。北岳山荘に荷物を置いて間ノ岳を目指す人も多い。

富士山もうっすら。

3055mの中白峰を経て間ノ岳へ。

ところどころガレてます。

3189mの間ノ岳に到着。北岳山荘からの平均タイムは1時間40分くらいだとか。

雪渓を少し歩けます。

多くの登山客は間ノ岳で引き返します。こっから先は閑散としたルート。

遠くに見える農取山荘。朝ご飯食べたので便意カミング。あそこまでもつかな。

3000m級の山に挟まれたコルにある農取小屋。時間が止まったような空気。

板に穴あけただけのネパール以来の強烈なトイレにおののき、さて農取岳に出発。

ちっちゃーくですが、ぼくが手を挙げてます。

農取岳より西農取岳の方が標高高いんですが、あいまい。

あの頂点が間ノ岳で、下って農取小屋。そして再び上がってきたというイメージ。

お花のアーチ。

このトレッキングで最高にガレたルートを進みます。

そんなわけで3025mの農取岳にとうちゃく。なぜか3051mの西農取岳は不遇。

後は下るだけですが、それがしんどい。まだ涼しいから良いもののね。

ほどなく大門沢下降点へ。ここから尾根筋とはさようなら。森林をひたすら下ります。

これ以降、本当につまらない急登の下りが続きます。なんと2時間40分…。

大門沢小屋。寿司とみそ汁。沼田の登山グループのおじちゃんにいろいろご馳走になる。

この日はもっとも移動しました。高低差1500m!

翌朝。さすがに登山客は少なく、最終的に余裕を持って眠れました。

朝5時に出発。小屋から麓まではさらに3時間半かかるんスよ…。

途中、沢で朝ご飯を食べ、ようやく里に辿り着いた…。

奈良田温泉へ。

わーい、3日ぶりのお風呂やー。ぬるぬるしてて気持ち良い。

風呂上がりの味噌田楽。

さらにざるそばとノンアルコールビール!

おいしいねー。

奈良田からのバスでは身延駅よりも下部温泉駅がオススメとのこと。熱風…。

甲府駅のお弁当をいただきます。せっかく歩いたのに食べてばっかり。

うー、遊んでる。一緒に遊びたいなー(ミニくまちゃんの気持ちとして)。

この日の移動距離。バッテリーぎりぎり持ちました。
以上でございます。反省点はいろいろありますが、別途エントリしますね。でも、広河原から北岳往復なら2日あればOKなので、おすすめですよ。どうせなら間ノ岳まで足を延ばしたいところですが。その先はお好みでって感じです。ぼくはあの寂しい感じが好きですが、大門沢下降点以降がいらないです(笑)。