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もう昨日(9月17日)で51日間の会期が終わっちゃいましたが、先日東京から24時間でまわってきた新潟県・越後妻有アートトリエンナーレ2012の模様をしたためます。細かいログはこちらから。トップ写真はこのフェスのシンボル的な展示でもある、越後妻有里山現代美術館キナーレ(名前が長い!)のクリスチャン・ボルタンスキー『No Man's Land』です。
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夜明け。アートでもなんでもない里山の風景。
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瀬戸口の湯のそばにある社。この辺で凶暴なヤブ蚊に噛まれる。
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早朝『ポチョムキン』。早朝だけどすでに観光客がチラホラおそるべし。
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逆さまの椅子。眠たいので座れそうな気になる。
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『たくさんの失われた窓のために』。世界は線で切り取った瞬間、意味を持つのね。
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真っ赤な鳥居とコラボってる『日本に向けて北を定めよ』。どうやら通勤タイム。
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コシヒカリが立派に実ってらあ。オラはアートにうつつを抜かすだあ。
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今回のお供はスズキスプラッシュ。スイフトが運転してみたかった…。
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朝採れのキュウリとトマトをご馳走になる。きっと外丸小学校の先生のご接待。
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ガウディの教会みたいに見える、ガウディ杉。かなりガウディ過ぎ。
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辺境の津南エリアは本間純コーナー。『見えない村を目印にして』。
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この展示はぼく、好きです。
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なので写真多めに使っちゃう。
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最南端の展示も本間純。3レーンしかないプールに心が躍る。
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「小」の文字にあわせて、他の文字が頑張って浮く。
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その中はわらの匂いが立ちこめる『最後の教室』。
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心臓の鼓動のような展示までは好きでした。やや建物の広さを持てあました感。
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『家の記憶』。
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学生たちはレンタカーに乗り合わせてやって来てます。偉いなあ。
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いなばのタイカレーを食って出直していただきたい『CURRY NO CURRY』。
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こんなところで寝られるのだろうか。夜は民宿『夢の館』。
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寝室以外はいたって美しいニッポンの家なんですけども。
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他に青い寝室と、緑の寝室もあります。
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眠気が限界を迎えた『オーストラリア・ハウス』。カフェイン錠を注入。
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もう、眠くてアートなんだか、自然なんだか、民家なんだかどうでもよくなる。
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その一方で、今回もっとも感動した『脱皮する家』。
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彫刻刀で家の中を削りまくり。人海戦術ですが、見た目のインパクトはデカい。
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へそがあります。劇画の世界に迷い込んだみたいでもある。
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あちらも同シリーズ。
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やっぱり古民家を買うなら高台よね。
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まつだい「農舞台」。
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ふにゃふにゃなキャラ的なヤツとパチリんこ。
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イリヤ&エミリア・カバコフ『Russia』。棚田に字幕in。
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金沢、直島と国内常設展示すべてコンプしたジェームス・タレル『光の館』。
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ここの風呂が浸かった部分だけブラックライトで光るんですって。えんろー。
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草刈りのおじさんもアートの一部みたい。
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またもやロバ的なヤツとパチリんこ。
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キナーレ内部。写真撮影できる美術館て珍しい。散髪屋。
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クワクボリョウタの『LOST #6』で心震えた後はカフェで一杯。
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なめてましたが、巨大なクレーンゲームの展示も圧巻でした。
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十日町出身の樋口くんオススメの、へぎそば名店『由屋』で終了。麺が多い!
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適当になぞった今回の軌跡。時計回りです。

たった1日、実質12時間強しか展示を見てまわることができなかったトリエンナーレですが、いやはや、アートを口実に越後の豊かな自然と文化を見せつけられて、主催者の狙い通りしてやられた塩梅です。冬の厳しさに耐えられそうにありませんが、古民家でも買って住みたくなりましたもんね。ぜひ、3年後もチャンスがあれば再び訪れてみたいものです。

そしてこの直後の南アルプス登山でも感じたのですが、アートと自然の境界線て非常に曖昧なのだなあと痛感いたしました。果たして、何がそれを分かつかというと、そこに受け手である人がいるかいないかだったりするのかなと。人がおるんよね的な、拓郎的な。

で、来年は瀬戸内国際芸術祭ですって? 昨年直島に訪れた際は現地の人から「去年はひどい混みようだった」と聞いたのでおそろしいですが、怖いもの見たさで行ってみたくもあります。

関連リンク
大地の芸術祭の里
由屋|食べログ