現在制作しているおもちゃムック『ボクらの玩具』の進行によっては予約しても行けない可能性があった「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in TOKYO」ですが、無事に本日朝一で行ってこられました。もう土日も平日も予約で一杯な展覧会だけに、ほっとひと安心しました。もっとも時間帯入場指定制とはいえ、チケット引き換えの時点からしてとんでもない行列だったんですけどね。
写真はほぼ唯一撮影できるスポット、ジョジョ展入り口の看板と注意事項案内サインです。「後ろの『ゴゴゴゴゴ』という文字には著作権がありますので撮影しないでくださいねー」と係員さんが言うのですが、それは無理な相談なんだぜ。
原画展じたいはこれまでの作品の主にカラー扉やコミックス表紙、その他アートワーク、書き下ろしの展示が中心なのですが、個人的には大好きだった『魔少年ビーティー』と『バオー来訪者』が注目でした。『ジョジョメノン』のインタビューでも触れられて、はたと気づかされたのですが、ビーティーはディオの原型ともいえる存在だったんですね。そう思うと末恐ろしい。そして、ジョジョ立ち以前からジョジョ立ちしていたバオー。橋沢育朗のイノセンスはジョナサン・ジョースターに通ずるのかもしれません。今にして思えば。
その他、ジョジョ等身大フィギュアや、巨大単行本、AR体験、メディアアート、作品内のプロップを再現した模型などなど、さまざまな角度からジョジョの世界に切り込んでいるわけですが、近作になればなるほど、荒木氏の画力と構成力、色使いが成長・変遷してきていて、同じく作家生活ほぼ30年をフォローしてきた一読者としても感慨深いものがあります。自分のことは置いといて。
入場してしまえば、好きな展示から見てまわれるのですが、やはりそこは第1部から第8部まで順を追って見たいのが人情か、はたまた初期作品のファンが多いのか、第1部〜第3部くらいまでは大変な渋滞です。初期三部作はジョースター家の正史で、4部以降は外伝的なのも、会場が空く原因なのかもしれません。
肝心の物販ですが、何か買いたいなとは思うものの、ジョジョのアイテムってシールを貼ったり、ストラップフィギュアを持ち歩いたりするには個性が強すぎて、ちょっと難しいのと、ビジュアルワークもポスターは貼らないし、ポストカードも送らないしだし、パンフレットも来年早春に出るとされる高価な画集『JOJOVELLER』を買えばいいかなと思っちゃって、結局何にも買いませんでした。
それにしても展示もさることながら、面白いのはファンの人たちのたたずまいだったかもしれません。ジョジョスマホを持ってる普通の女の子がいたり、ポスターを買いまくってる人がいたり、行列中にジョジョトリビアを披露しあってる集団がいたり、そっちの方が興味深い。みんなスタンド使いのようでいて。
なお、入場のコツは指定入場時間帯のラスト15分くらいに入ることです。夜や土日は別にして相当ガラガラになりますよ。
関連リンク
・荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展
原画展じたいはこれまでの作品の主にカラー扉やコミックス表紙、その他アートワーク、書き下ろしの展示が中心なのですが、個人的には大好きだった『魔少年ビーティー』と『バオー来訪者』が注目でした。『ジョジョメノン』のインタビューでも触れられて、はたと気づかされたのですが、ビーティーはディオの原型ともいえる存在だったんですね。そう思うと末恐ろしい。そして、ジョジョ立ち以前からジョジョ立ちしていたバオー。橋沢育朗のイノセンスはジョナサン・ジョースターに通ずるのかもしれません。今にして思えば。
その他、ジョジョ等身大フィギュアや、巨大単行本、AR体験、メディアアート、作品内のプロップを再現した模型などなど、さまざまな角度からジョジョの世界に切り込んでいるわけですが、近作になればなるほど、荒木氏の画力と構成力、色使いが成長・変遷してきていて、同じく作家生活ほぼ30年をフォローしてきた一読者としても感慨深いものがあります。自分のことは置いといて。
入場してしまえば、好きな展示から見てまわれるのですが、やはりそこは第1部から第8部まで順を追って見たいのが人情か、はたまた初期作品のファンが多いのか、第1部〜第3部くらいまでは大変な渋滞です。初期三部作はジョースター家の正史で、4部以降は外伝的なのも、会場が空く原因なのかもしれません。
肝心の物販ですが、何か買いたいなとは思うものの、ジョジョのアイテムってシールを貼ったり、ストラップフィギュアを持ち歩いたりするには個性が強すぎて、ちょっと難しいのと、ビジュアルワークもポスターは貼らないし、ポストカードも送らないしだし、パンフレットも来年早春に出るとされる高価な画集『JOJOVELLER』を買えばいいかなと思っちゃって、結局何にも買いませんでした。
それにしても展示もさることながら、面白いのはファンの人たちのたたずまいだったかもしれません。ジョジョスマホを持ってる普通の女の子がいたり、ポスターを買いまくってる人がいたり、行列中にジョジョトリビアを披露しあってる集団がいたり、そっちの方が興味深い。みんなスタンド使いのようでいて。
なお、入場のコツは指定入場時間帯のラスト15分くらいに入ることです。夜や土日は別にして相当ガラガラになりますよ。
関連リンク
・荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展