この山行は10月4、5、6、7、8日のことなので、もはや1カ月ほど前の話になります。すでに北アルプスは雪化粧だとか。そろそろ低山が楽しい季節なのかもしれませんね。4日目は槍ヶ岳山荘から槍沢ルートで上高地まで下ります。まさか人生初の上高地が山からのアプローチとは。
夜明け前の槍ヶ岳。快晴につき、もう1回登ってみることにする。
渋滞をおそれていましたが、さほどでもないようです。
槍ヶ岳山荘で日の出を迎えても十分楽しめます。
ちょうど登山道が太陽の反対側なので、ご来光に間に合わないかなと焦る。
なんとか無事に登頂しました。
少し雲があったのでご来光にも間に合いました。いえーい。
眼下には昨日歩いた東鎌尾根が。ガスってたのでよくわかりませんでしたが険しい。
パキッととんがった槍らしい山影。
一応、記念撮影。
さて、ゲットダウン。
頂上は記念撮影と下山で大渋滞でしたが、さらに登ってくる人たちにも行列が。
朝4時くらいに朝ご飯は食べていたので、身支度して下山します。
モノスゴイ渋滞。最繁忙期の9月には山荘まで渋滞が続いていたとか。
そんな中ベンチで優雅に朝食をとる、同室のスウェーデン人。素敵。
まっすぐ行けば東鎌尾根、右に折れれば上高地。
しかしこの槍沢ルートは、山頂が見えてるだけに登りがつらそう。富士山みたい。
さようなら森林限界。
紅葉が綺麗でした。
しかし、ここからが長いのですよ。
気分的にはもう下山してるんですが。
えんえんと続く槍沢沿いの山道。
どんだけかかるかというと、未舗装路を21km。7時間。
最後の槍見ポイント、さようなら。
無駄にカレーで腹を満たした後に。
食べたいなと思っていたリンゴを見つける…。
とにかくへとへとに疲れました。上高地はまた今度ゆっくりまわります。
最後いい加減ですが、おしまい。
帰りのバス便を予約していかなかったので、路線バスとローカル鉄道を乗り継いで松本駅まで行き、特急あずさで帰京しました。でも、三連休の最終日だから、きっとこの方法が一番早かったに違いありません。松本始発だから電車を待てば座って帰ることができましたしね。
それにしても、あの渋滞と、上高地からのロングアプローチを思うと、もうしばらく槍ヶ岳は登らなくて良いかも知れません。あるいは、表銀座から向かって、大キレット経由で穂高の方に抜けたらまだマシなのかしら。そして槍もまた富士山同様、登るよりも眺める方が楽しい山かなと思わなくもなかったり。
そんなわけで、この夏秋の南・中央・北アルプスの登山シリーズはこれにて終了です。振り返ってみると、南アルプスの人の少なさは好きかもしれません。ではまた来年。