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2年半前、睡眠時無呼吸症候群の治療のため作ったマウスピース。当初、口の中に物を含んで眠ることにかなりの違和感を覚えましたが、おかげで無呼吸にはならないし、いびきも小さくなったようだし、非常に満足ゆく結果が得られました。その後、予備&旅行用の2個目を作ったりして愛用していたのですが、ただひとつ問題が残りました。それがマウスピースにこびりつく悪臭です。
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特に上顎パーツと下顎パーツの位置調節ができる1号(ソムノデント)のネジ周辺が特にキョーレツで、歯医者さんに勧められた強力な入れ歯洗浄剤をもってしても亀の水槽みたいなオイニーが拭いきれません。複雑な構造ではない2号とて悪臭と無縁ではなく、表面の目に見えない細かい穴から入り込んだ物質により、全体的になんだか臭いのです。

こうして臭いとわかっているマウスピースを、夜眠る前に装着するのは本当に気持ち悪い。

あまりに気持ち悪すぎるので熱湯で消毒してみたのですが、そしたら2号が変形してしまいました(笑)。さようなら、2号。

これは入れ歯洗浄剤で誤魔化すしかないのかなあ、と思っていた矢先、ひとつのアイデアがひらめきました。「メガネ屋の店頭にある超音波洗浄機ならどうか?」。
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早速調べて購入したのが、シチズン・システムズの超音波洗浄機SWS701です。去年11月に出たばかりの新製品。メガネが洗えるほどの大きさではなく、入れ歯や宝石(嫌な組み合わせだ)など小物を洗うためのモデルのようです。
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水やぬるま湯を入れる際のショートを防ぐためと、モノによって洗浄槽(別売で増やせる)を取り替えられるよう、洗浄槽は着脱式。家族で共用できるって寸法。
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入れ歯の場合は40度以下のお湯を入れるのがオススメだそう。1回スイッチを入れると5分間ジーっという音とともに運転してオートオフ。ソムノデントがギリギリ入ります。
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超音波と洗浄時間の長さによってはモノじたいを破壊してしまうおそれもあるようで、入れ歯の場合は1分〜2分が推奨とのこと。でも同じ説明書には入れ歯は5分で汚れが落ちなかったら、2、3回繰り返すと書いてあったりしてどっちが本当なのか謎。
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とりあえず5分まわしてもソムノデントが破壊されることはありませんでした。見た目の白濁や汚れっぽいのは落ちていませんが(経年劣化かもしれない)、ネジ周辺の臭いは軽減した気がします。特にぬるま湯を使うのがポイントっぽいですね。

他にも洗えないもの、超音波で破壊してしまうので使ってはいけない種類の素材(特に宝石)などがあるので注意しないといけませんが、マウスピースの臭いに困っている方なら検討しても良いではないでしょうか。ちなみにぼくは4750円で買ったのですが、普通は7000円以上するみたいですね。似たような価格で別売の洗浄槽単体がたくさんヒットするので、もしかしたらショップが値付けを間違えただけかもしれません。再び購入店を覗いてみたら値上がりしてましたし。どおりで群を抜いて安かったわけだ。

関連リンク
超音波洗浄機 SWS701|シチズン・システムズ