DSC09245
ゴールデンウィークに長めの縦走に出かけようと思って、急遽山岳用テントを購入しました。
これまでテントは何度か買って来ましたが、いずれも2〜3kgのフェス&野宿ツーリング用ばかりで、さすがにこれらを担いでロングトレイルは歩けまいということで、山岳用テントでは定番中の定番、アライテントのエアライズ2にしてみました。ホームページの「ヒマラヤでも、ウラヤマでも」っていうキャッチコピーがいいですね。

実際本格的でお値段なんと4万6200円もしますが、山小屋に素泊まりすると5000円前後はかかってしまうので、テントサイト使用料を考えずに単純計算すると、とりあえず10泊ほどで元が取れる計算になります。ちゃんと元が取れるくらい使うかな。

ともあれ、テントを購入する際に重視した条件は「ダブルウォール」「自立式」「軽い」「設営が簡単」の4点でした。軽さをとことん追求するのであれば防水透湿素材1枚だけのシングルウォールで決まりなのですが、結露がとんでもないのと、前室(テント出入り口の前の屋根付き土間スペース)が作れないのとで、今回はパス。ペグ打ちで悪戦苦闘したくないので必然的に自立式。ダブルウォールの自立式でいながらエアライズ2は最大3人収容可能で、重量1550gだからギリギリ許容範囲というわけです。

何より、本体にテントポールを通すのが激簡単てところが気に入りました。フックで引っかけるタイプではなく、チューブ状の穴に通すだけ。しかも反対側でポールがつっかえるようになっているので、ポールが向こう側にすり抜けてしまうことなく、1人でも簡単に組み立てられるのです。

ちょっと悔しかったのは店頭にオレンジのフライシートしかなかったことでしょうか。目に優しく、ステルスキャンピングも捗りそうなグリーンもラインナップされているのですが、あくまでオレンジが標準モデルで、グリーンは注文扱いになるのだそうで、時間がないためなくなく諦めました。

その他、LEDヘッドランプやフォールディングカップ、カトラリーなどを購入。

ヘッドランプについては最近『Mac Fan 2013年6月号』をはじめ『LONG TRAIL HIKING』『World JC』で立て続けにペツルNAOを紹介していますが、さすがに2万1000円は高いのと、あそこまでの高性能が今のところ自分には必要なかったので、ブラックダイヤモンドのリボルトを選びました。

ReVoltの良いところは、IPX4の防水や最大110ルーメンの明るさなどもさることながら、USBケーブルで充電できる点です(わかりにくいですがトップ画像はUSB経由で充電してる状態)。スマホ、タブレット、デジカメ、LEDヘッドランプとアウトドアにまつわる電子機器の電源を全て、ソーラーチャージャー&モバイルバッテリーから供給できるようにするのが狙いです。これで予備の乾電池を持って行かずに済みますでな。

フォールディングカップは、コフランに似たものをあざとく見つけてしまったのでオリジナルサイズとビッグサイズを確保。聞けば、スウェーデンの「フォルドアカップ(FOLDACUP)」というブランドで、コフランはここの製品をパッケージしているだけだそうです。

山登りを始めたばかりの頃は雰囲気のあるアルミ製やチタン製のカップを買いがちですが、飲み口が熱いくせに中身がすぐ冷めたりしてあまり食事が楽しめないため、ここ最近はポリプロピレン製の「ダイネックス(DINEX)」を愛用しています。が、ダイネックスは塊としてけっこう存在感があり、ザック内での収まりが良くない。そこで柔らかい素材で、小さくもなるフォルドアカップを試してみようと考えたのです。さて。

そんなこんなで今回もいろいろ買いましたが、まだ買いそびれているものがあって、それがテント泊用の大容量ザックです。出発には間に合いそうにないので、結局エベレストでも活躍したグラナイトギアのヴェイパートレイルになってしまうのでしょう。大丈夫かしら。

関連リンク
エアライズ|アライテント
ReVolt|Black Diamond