P1180662
奥秩父ロングトレイルとぶち上げて「1週間くらい帰って来ないかも」と周囲に告げてまわったにもかかわらず、はや4日目にしてリタイアした熊山です。
その長い長いいいわけは、後日エントリする「奥秩父ショートトレイル」にてご説明さしあげるとして、今回の山行で思い知ったのが、足跡と赤いマーキングのテープを頼りに歩くしかない雪山では「GPS必携」ってことですよ。

間違ったトレースを辿ってどんどんルートから離れてしまった時も、軌道修正できたのはiPhoneに入れておいたアプリ「FieldAccess」のおかげでした。

んが、このiPhoneがやたらと低温に弱く、バッテリー残量に余裕があるにもかかわらず、知らないうちに電源が落ちるんですね。

その解決方法は2つあります。

ひとつが「懐に入れて人肌に温めておく」こと。この場合、汗の水蒸気でiPhoneがジュクジュクの濡れ濡れになるので、防水ケースに入れておくのがポイントです。

もうひとつが「外部バッテリーにつないでおく」こと。電源供給があると本体が温かくなるのか、iPhoneを常時起動させておくことができるんですね。ぼくも外付けバッテリーを必ず持っては行きますが、ケーブルでつないだ状態で携帯・操作するのは嵩張ったり操作が面倒だったりするので、普段は利用しなくてもあえてアウトドアの低温対策としてバッテリーケースを利用するっつーのもありではないかと思いました。

さらに水濡れや水没の可能性を考えたら、防水のバッテリーケースがあれば完璧なんですけどね。
a90e3932fbd3c43ce29b766280cee0cb-orig
そう思って、一時探していたんですが、どこも売ってなかったので、取材がてら白箱.comさんとか、サンコーレアモノショップさんなどに「ぜひ中国で探してきて欲しい」と直訴してたものの、防滴バッテリーケースは数あれど、完全防水となると以前Kickstarterで出資を募っていたソーラーパネル付き完全防水バッテリーケース「AQUA TEK SあらためSLXtreme」をアメリカから個人輸入するほかなさそうです。ただ、ケースだけで320gもあり、本体を含めると460gにもなるので、気軽にポッケに入れられなくなりますが。

しかし北欧の人とかどうやってiPhoneを使ってるんだろう?

そもそもiPhoneは微弱なケータイ電波の掴みがよろしくないし、低温に弱ければ高温にも弱いので(この辺がバッテリーケースと防水性を両立させにくい理由かもしれない)、だったら最初から専用機のGPSをチョイスした方がいいんじゃないか、と雪山で結論づけた次第です。さて、最近はガーミンだけでなくマゼランなども日本上陸したみたいですし、何をチョイスすれば良いのかしら。