マレーシア取材では再びNEX-5N＋SEL18200を引っ張り出してきて、あらためて広角27mmから望遠300mmまでのワイドレンジが生み出すそこそこの絵に感嘆いたしました（じゃないとこういう画は撮れない）。が、道中けっこう雨がちだったり、海やプールに潜ったりして、思うようにシャッターが切れないシーンが多々あったのです。
そんなわけで欲しくなったのが、オリンパスの防水防塵耐衝撃デジカメ「スタイラス TG-2 Tough」です。今や防水防塵耐衝撃デジカメはソニー、パナソニック、ペンタックス、ニコンとさまざまなメーカーから出ているのですが、オリンパスの良いところは、よりワイドな画が撮れるフィッシュアイコンバーターや、100mmでは心許ない望遠側を延ばしてくれるテレコンバーター（といっても170mmですけど）がオプションで用意されていることですね。
モノとしての存在感は250gとそこそこあるんですけど、店頭で手に持ってみたら、大きさの割りには軽い印象（この辺はPowerShot Nと真逆）でした。何よりズームしても10cm、拡張マクロで1cmまで寄れるのが素晴らしい。
どれだけバッテリーを食うのか不明ですが、GPSロガー機能がついているのも良い感じです。
本体3.6万円に各種オプションを追加していたら6万円弱にもなってしまいますが、この手のカメラはパナソニック LUMIX DMC-FT1で長年頑張ってきたので、そろそろ買い替えてもバチは当たらないかと思います。ただ、データ転送と充電に使うコネクタが相変わらずのガラパゴス形状なのと、破滅的にダサい差し色の赤が残念です。また、操作メニューもあまり好きではないので、100枚もシャッターを切らずに部屋で転がっているXZ-1の二の舞になりやしないか心配です。
関連リンク
・STYLUS TG-2 Tough｜OLYMPUS
