台湾旅行に引き続き、マレーシアでも現地でプリペイドSIMカードを購入して、iPad miniセルラー版(日本国内で普通に契約するモデル)で使いました。(撮影:小林昂祐)
訪れたのはボルネオ島のサバ州。コタキナバルの空港(たぶんターミナル1)の到着口を出て左に進むと、マレーシアの携帯各社の小さなブースが点在しているので、そのうち青いCELCOMのブースでデータ専用プランを求めました。CELCOMにしたのは、今回の取材旅行のテーマが大自然を巡るエコツアーだったため、もっともカバーエリアが広いとの評判を期待してのこと。
プランは、超うろ覚えで申し訳ないんですが、確か1週間分SIMカードと追加のデータ分をあわせて38RM(リンギット)だったと思います。多めにレートを見積もって、1500円くらい。それで使えるのは1日500MBまでだったか、1週間500MBまでだったか。道中iPad miniはもちろん、テザリングなど好きに使っても、データを使い切ることはありませんでした。
コタキナバルやサンダカンの市街地では3Gが、離島や川の上流でも2Gが繋がり、懸念された圏外はほぼなし。もっとも、宵の口から深夜0時すぎくらいまで、みんなが一斉にケータイを使うのか、データ通信の速度がガクンと落ちちゃうんですけどね。
何より良かったのは、現地SIMを挿し込むだけで、設定なしでそのままデータ通信が使えるという相変わらずのiPad miniの安楽さと、それを街中で堂々と使えるマレーシアの治安の良さでしょう。ただ、SIMカードに関しては、nano SIMが用意されていないので、キャリアブースでのカットはもちろん、カット前にSMSの利用ができる端末でデータ通信料をチャージしてもらう必要があるのが、注意すべきポイントでしょうか。
台湾でもマレーシアでもブースにnano SIMカッターが用意されていたので良かったのですが、全部自分でやるとなると意外とかさばるSIMカッターを持ち歩かなければいけないのが面倒かも知れません。そもそも通話可能なSIMフリー端末を持っていないと、チャージすらできませんしね。
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・CELCOM