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土日で南アルプスの鳳凰三山に行ってきました。夜叉神峠から入り、薬師ヶ岳、観音ヶ岳、地蔵ヶ岳、高嶺を経て、広河原に下りてくるコースです。
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新宿を朝7時に出て、甲府からバスで1時間半。夜叉神峠バス停。
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天気は良くないものの、空気はヒンヤリしてて歩きやすい。
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ほどなくして夜叉神峠に到着。視界わろし。
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1日目はほぼ森の中なので天気が悪いのは気にしないのですが。
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杖立峠に到着。2〜3日に1回ランニングしてるのにつらい。
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本日おろしたてのオスプレー ジーニス75。ななめ差しのポケットが便利。
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しかし、ヒップベルトがどうも骨盤に当たって痛い。しんどい。
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あ、鹿ちゃん。
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そうこうするうちに、土砂降り。南御室小屋に幕営して1日目は終了。
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10kmを6時間半。そんなに歩いたっけかな?
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3時頃に目が覚めて、2日目。晴れました。が、テントはずぶ濡れ。
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標高が高まるにつれ、ところどころ残雪があるも、アイゼンは不要。
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森林限界の砂払まで登ると、ちょっとだけ北岳方面が見えました。
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そうこうするうちにガスるのですが。
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薬師岳小屋に到着。休憩もそこそこに。
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思えば、この辺がハイライトでしたな。
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薬師ヶ岳、薬師岳、どっちでもいいけど、とにかく到着。
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サタケの白ご飯が販売終了するなかモンベルが健闘してます。タイカレーと。
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晴れているうちに、観音岳を目指しましょう。
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つーかね。SEL18200がゴミだらけなんですよ。クリーニングに出さなきゃ。
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シャクナゲ色にたそがれて。
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可愛らしい高山植物がちらほら。
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本当は楽しい尾根歩きですが、だんだんガスる。観音岳に到着。
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視界10mほど。
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ガツンと下って、地蔵岳を目指します。遠くに見えるとんがったオベリスク。
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あかぬけ沢の頭に荷物を置いて、地蔵岳アタック。賽の河原。
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視界が悪すぎて、賽の河原にあった地蔵岳の標識を見逃し、オベリスクまで向かう。
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間近に迫るオベリスク、バシリスク、貸し倒れリスクは、昨年の私の弁
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最後はロープを使うみたいなのであきらめー。雨も降ってくる。
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高嶺、白凰峠とずんずん下って帰ります。立体的な富士山みたいな石。
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最後の下りは合計3時間近くゆえ、すでに脚力の限界。しかも滑りやすい。
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途中にはクサリ場などもあり。膝ぷるぷるに拍車がかかる。
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錆びで汚れた手を、口に含んだ水で洗う。
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もうダメです。下りは1.5倍かかります。
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12.5kmを10時間超。広河原に着いたのはバス出発40分前でした。

荷物が重すぎるのか、ウエストベルトが骨盤にあたるのか、とにかく痛かったオスプレーのジーニス75。タロンも店でフィッティングしたわりには背面長が足りないっぽいし、そもそもオスプレーが自分の体にあっていないのかもしれません。グレゴリーのバルトロとも迷ったんですが、一度グレゴってみた方が良かったかもしれません。あと、これはグレゴリーも同じなのですがフォルムが美しくない。もっとシュッとしたスマートなやつがいいかなあ、と今は感じています。

でも機能的には言うことナスのジーニス。トレッキングポールを脇差しモードにできるストウオンザゴーもちろん、縦とななめの2方向からアクセスできるサイドポケットには、水筒やミニくまちゃんを差しておけば、リュックを下ろさず出し入れすることができるので大変便利でした。長いレンズを装着したミラーレスも、ここにレンズだけ突っ込んでおけば、移動中肩にストラップの負担がかかりません。

行動中、チェストバッグやカメラなど、邪魔なものを体の前にぶら下げておきたくないので、サイドポケットやウエストベルトのポケット、ハーネスにくっつけるポーチなどは積極的に活用したいところです。

あと、ソースのハイドレーションパックを買ったばかりですが、ハイドロが最近面倒くせえなと思うことが多々ありまして、トレイルランニングでもしない限り、水筒でいいんじゃないかと思わなくもありません。そうした際に、先ほどの2WAYアクセスできるサイドポケットが活きてきそうです。

他の特筆すべき機能としてはヒップバッグにもなる雨蓋。雨蓋には当面必要なアイテムを入れておくことが多いので、荷物をデポしたり、テントや小屋にリュックを置いて散策する時などにも、これだけ持っていけば良いので、これまた便利です。

さすがに今年新発売のモデルだけあって、機能が細かく充実しています。ただ、なんぼ言うても本体だけで2.33kgは重い。今回の荷物は全部で何kgあったんでしょうか。食料はたった2日間分でしたし、持ち歩いた水は2リットル以下でしたが、それでもずっしりきました。ウルトラライトといえでも、たかがしれてますので、下り坂対策も含め、これはもう足腰を鍛えるしかないのかもしれません。

食事で、書いておきたいのはモンベルの白ご飯です。いわゆるアルファ米なんですが、この手の定番のサタケに比べて、ファスナーが付いているので調理・持ち歩きしやすいのに感動しました。しかも内容量は同じで、サタケより少し安い。スプーンも付いてます。内容量は大盛ご飯2杯分なので、ぼくなら3回に分けて食べます。女子なら4回でも足りるんではないでしょうか。ともあれファスナーが便利で、例えば、今回は3食目にいなばのタイカレーと一緒に食べたのですが、ゴミとして持ち歩くと強烈な匂いを放つ空き缶を白ご飯の袋に入れてパウチすることで、悪臭を抑えることができるのです。サタケの白米が販売終了になるなか、次代を担う定番になるのではないでしょうか。

その他、今回の旅で得た教訓・啓示は「すぐ出てこないものは持って来ていないのと同じ」「片付けられない性格にアウトドアは無理」「使わないときケータイ電波はオフに(今さら?)」「紫外線対策してても焼ける肌の謎」「マウンテンハードウェアのシャツは便利」「もっと高価なインソールを買うぞ」「あと全脚サポーターも買うぞ」「さっさと防水耐衝撃カメラも買おう」でした。

よろしくお願いいたします。

関連リンク
鳳凰三山|Wikipedia
ジーニス75|オスプレー
白ご飯|モンベル