本日は某媒体の撮影のため、話題の焚き火発電ストーブ「バイオライト キャンプストーブ」をわざわざ御嶽山のロックガーデンまで行ってテストしてきましたよ。実際は多摩川でも、代々木公園でも良かったんですが、渓流沿いの方が涼しいかと思って。
と、その前に先日お邪魔したモンベルの見本市のBioLiteブース。新製品の展示もあり。
CEOのジョナサンとパチり。ケースにもなるポットと、BBQグリルが発売予定だそう。
話は戻って御嶽山。登山というかロックガーデンへの下山前に親子丼を補給。しょっぱい。
で、BioLiteの使用感ですが、ロックガーデンに落ちている小枝を拾い集めて、枯れ葉に火を付けてみたものの、当初は全然燃え上がらないので焦りました。結局ティッシュを何枚か燃やすうちに、ようやく小枝に火が付いて炎が起ち上がりました。BioLiteにはファンが内臓されているので、空気の通り穴さえ確保してやれば、ものすごく効率良く燃え上がります。焚き火ながら、完全燃焼するので安定した火力で調理もしやすいというのがキャンプストーブたるゆえん。
肝心の発電力ですが、iPhone4Sを繋いで10分で5%チャージできるようなスピード感。炎を絶やさないよう常に気配りしないといけないので、充電だけのためにBioLiteを使うのは非効率ですし、電力の消費量に対して供給量が明らかに不足しそうなのでこればかりに頼るのは正直怖いです。これは調理のついで、暖を取るついでの発電あれば、納得できるレベルかもしれません。
また1kg近い重量は決して軽くはありません。もっとも、ガス缶やアルコールを持ち歩く必要がなく、その辺の小枝が燃料になるので、トータルで考えればさほど重くはないとも言えましょう。とはいえ、雨上がりの後や雨に降られそうな場合は、乾燥した小枝をあらかじめ確保しておかなくてはいけないのが面倒ではあります。
これはやはり雨の少ない地域で、たっぷりとした休暇を取って、先を急がずのんびりトレイルを歩くような旅に向いているのかもしれません。もしくは、この焚き火や焚き火調理じたいをメインに楽しむピクニックやキャンプでしょうか。実際、BioLiteでの焚き火は、ネイチャーストーブのような楽しさがありました。
比較的、御岳山には秋冬に行くことが多いので、寒いロックガーデンはスルーしがちであったのですが、BioLiteのようなスローな調理器具ひとつで、立ち止まってのんびりと自然と向き合うひとときが得られたような気がしました。
もちろん、災害対策グッズとしても有効であると思われます。
以上です。
ロックガーデンは涼しいのですが、少し歩くと汗ばむのでかき氷を補給しました。
都心部はゲリラ豪雨で大変だったみたいですが、奥多摩は小雨がパラついたくらいで、基本お天気が持ちました。ちょっとラッキーな気分でした。
そして、そうだ! 御嶽山のケーブルカー乗り場にあった蕎麦屋「滝本庵」がなくなってました。残念。
関連リンク
・BioLiteキャンプストーブ|モンベル