今日はかねてより前売り券を買っていた『アンドレアス・グルスキー展』を観に乃木坂の国立新美術館に行って来ました。ドイツ現代写真家の日本初の個展でございます。
エントランスにてパチりんこ。
ドイツ写真の伝統から出発したグルスキーは、デジタル化が進んだ現代社会に相応しい、すべてが等価に広がる独特の視覚世界を構築し、国際的な注目を集めてきました。
本展覧会には、1980年代の初期作品に始まり、《99セント》(1999年)、《ライン川II》(1999年)、《F1ピットストップIV》(2007年)、《ピョンヤンI》(2007年)、日本に取材した《東京証券取引所》(1990年)や《カミオカンデ》(2007年)といった代表作から、最新作《カタール》(2012年)にいたるまで、グルスキー自身が厳選した約65点の作品が一堂に会します。
ともあれ圧倒されるのは、とてつもなく展示のサイズです。引いて眺めるといったい何を撮影したのかわからない抽象画のようでいて、寄って凝視すれば細部に至るまで描写された現実の風景であることがわかるという、まるでだまし絵のような作品群に、この超大判の表現は必然なのでしょう。その証拠にショップで図録や絵はがきで同じ絵を見ても、何の感動も覚えません。
最近『JR展』のINSIDE OUTで大画面の力を再認識させられた上、こうしてグルスキーの作品群を目の当たりにしたことで、あらためて映画や写真、漫画、ゲームなどビジュアルコンテンツに最適なサイズってあるよなと痛感した次第です。テレビやスマホで映画を観た気になってはいけない。
こうしたグルスキーの作品群は、まるで『ウォーリーをさがせ!』や吉田初三郎の観光パノラマ絵図のよう。と言いつつ個人的に感銘を受けたのは、汚れた川に差し込む一筋の光明がまるで抽象画のようにシンプルに美しかった『バンコク』シリーズですが。
地下カフェでキャベツとアンチョビのパスタと、グルスキー展限定メニューのアップルソーダ。
相変わらず居心地がよく美しい美術館。グルスキーも撮影モチーフにしそう。
おまけ。そういえば、ノースフェイスのノベルティインパルスフーディのシャドーフラワーを買っちゃったんですよ、結局。やっぱりポケット付いてるの便利だなと思いまして、あと、金髪にしたら黒っぽい(紺だけど)のが似合うかなと思いまして。で、もうシーズンも終わりなので在庫が少なく、定価で買いました。うん、ぼくが注文したときはポイント10倍なんてやってなかった。ジャストサイズはSだけど、ジャケットの下に何か抱えることもあるのでM。Sサイズなら探せばセール品がちらほらありますよ。
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