初日は8時間半かけて上高地から涸沢まで歩きましたが、これはいわば北穂と奥穂の登山口までのアプローチ。2日目からが本番です。とりあえず、標高3106mの北穂高岳を目指します。
昨夜から明け方まで強い雨が降っていたので出発は遅めの7時半に。
涸沢小屋から臨むキャンプ場と涸沢ヒュッテ。紅葉シーズンになるとテントでびっちり。
北穂高岳の登山道は最初からけっこうな急斜面が続きます。
野いちご。
エベレスト街道の峠を思い出すガレ場。大半の荷物はテントに置いてきてます。
鎖場は交互通行。
こういうとき、ストックを腰に差せるオスプレーのザックは便利です。
振り返るとどんどん離れていく涸沢。テントもちっこい。
雨上がりなので雲がどんどん出てきます。頂上からの眺望が不安。
さらに高度マシマシ。パノラマ地図を見ているかのよう。
右側に見えているのが北穂高岳の北峰。
ミニくまちゃんの出番が少ないですね。顔もつぶれ気味。
とうとう北穂高のテント場に到着。絶景ですがトイレもなく山小屋まで遠い。
南峰と北峰の分岐をすぎれば間もなく。
みっちり3時間登り続けているので、直線距離でも涸沢まですごい遠さ。
10時半に北穂高岳に到着。おつかれさまー! 日本第9位の高峰です。
奥に見えるのが昨年登った槍ヶ岳。手前には南岳に続く大キレットが伸びてます。
アップにすると南岳小屋が見えますね。今年中に行く予定。
雲海もくもく。富士山見えず。風もあるので着込まないと寒い。
頂上のすぐ下に北穂高小屋があります。展望デッキでいただくコーヒーがウマー。
そうこうするうちに大キレット側に雲がたれこめました。本当にギリギリでした。
ついでに味噌ラーメンもいただきます。山頂はドコモ電波が入るので原稿を送信。
さあ、帰ります。前穂高岳が雲の合間に見えてます。
明日登る予定の奥穂高岳(右側)は雲に隠れて見えません。
鎖場を下り。
はしごを下り。
さらに鎖場を下り。
鳥みたいな鳴き声が聞こえると思ったら猿でした。
早いペースで下り続けて2時間。涸沢小屋まで戻りました。ソフトクリーム!
さらになぜか缶ビールと同じ値段設定(500円)のノンアルコールビール。
涸沢ヒュッテ側に移動して、本日登ったルートをあらためて眺める。
あのジグザグになってる道を歩いてきたんですね。
荷物が軽かったから往復5時間で済んだようなもの。エアリアルがうまい(食べすぎ)。
以上で北穂は終了です。明日は日本第3位の高峰・奥穂高岳に登ります。
そういえばTG-2で撮影した魚眼写真。右側が北穂で左側が奥穂です。
それにしても登頂ギリギリまでお天気がもって良かったですね。もうちょっと大キレットや槍ヶ岳のランドスケープを楽しみたかったところですけども。
ちなみに写真をご覧の通り、岩場が多い穂高連峰では、帽子ではなくヘルメットの方がより安全でしたね。涸沢小屋や涸沢ヒュッテでは有料レンタルを行っているので利用しても良いでしょう。ぼくは下山後即座に買いました(遅い!)。ちなみに涸沢小屋では無料でリュックサックまで貸してくれます。
さて、今夜も原稿を書くか。
関連リンク
・上高地公式ウェブサイト
・涸沢ヒュッテ公式ホームページ
・涸沢小屋
・北穂高岳小屋