DSC07175
ご近所友達の藤井さんが新刊『拡張する脳』を新潮社から出されたので失敬しました。カバーと帯が半透明で、本体表紙には「する」という文字しか印字されておらず、「拡張 脳 藤井直敬」がカバーに、山中俊治さんや養老孟司さんの推薦コメントをはじめ「FUJII NAOTAKA 新潮社」などのクレジットが帯に、それぞれ入っており、レイヤーのように重ねると、書名が浮かびあがる凝った装丁デザインです。つまり、自炊が大変です。
当然ながらまだ中身は読めていないのですが、Amazonの紹介によると──

「人間関係」を、脳はどう捉えるのか? 斬新な脳科学の可能性がここに! 『つながる脳』(毎日出版文化賞受賞)で、脳やコミュニケーション研究に一石を投じた著者が開発した、SRシステム。「現実」と「代替現実」を視覚と聴覚を通じて自在に切り替え、脳のリアルな反応から、目の前の「現実」を検証する――。相手との関係性や状況で、脳は認識を次々と拡張していく。あなたの「世界」を大きく変える一冊!

ということで『つながる脳』『予想脳』同様に、要チェックですよ。Amazonでは早速残り1冊になってますね。お早めにどうぞ。

ちなみにぼくはどれも自腹で購入し、しっかり電子書籍化しているのですが、ちゃんと読んだことがない(!)ので、この機会に拝読します。

実は藤井さんと知り合うきっかけになったのは取材で、当時発行されて話題を呼んだ『予想脳』を持って理研に行ったのですが、「今だから言いますけど、その時も実は読んでませんでした」と謝ったら、「そんなもんだよな。プロフィールすら知らずに取材に来る人いるもん!」とおっしゃっていたので、記者やライターのみなさんはせめて何者かくらいググって行くと良いでしょう。というか、あの時は藤井さんの方が事前にぼくのブログを読み込んでて、やたらぼくの持ち物に食いついてきた記憶がある。

あと、この『拡張する脳』の出版を記念して五反田のゲンロンカフェにてイベントが開催されます。当日券は2500円と、著書よりお高めですが、脳科学の最前線を知る絶好のチャンスだと思われますので、ぜひご参加くださいませ。ぼくは運悪く縦走に出かけるタイミングで、悪天候で中止するでもなければ出席することができず非常に残念です。行けたら行きます。

関連リンク
藤井直敬「拡張する脳」刊行記念イベント〜脳科学の最前線〜|peaTiX