我ながら見事な老害っぷりですが、こちとら小学校3年生の頃にジャンプで『魔少年ビーティー』が連載開始された頃からの荒木飛呂彦ファンでして、超絶カッコいい『バオー来訪者』がたった20週で終わっても、『ジョジョの奇妙な冒険』が巻末をうろうろしていた時でも、常に初版本を買い支えてきたという自負があるだけに、近ごろのにわかジョジョブームとば距離を置いているのですが、今回東北大学のホームカミングデーの仙台セミナーに同校OBの藤井さんと荒木飛呂彦氏がイベントを行うとのことで、「いよいよ、時は来た」と夜行バスで一路仙台へと向かったのでした。
朝食は藤井さんとロイホで済ませ、お昼は10年ぶりに「一隆」へ。
控えめにミニ定食。人気店ゆえやんわり退店をうながされるので忙しない。
バスに乗り間違え、結局タクシーで川内キャンパスへ。S市杜王町。
このパンフレットはPDF化して持ち歩いています。
いよいよ、荒木飛呂彦氏と藤井さん、AR三兄弟川田十夢氏のイベント開始。
第一部は荒木飛呂彦氏の単独講演として、同氏がいかにして漫画家となったかというエピソードにはじまり、見えないものを可視化したスタンドの誕生秘話やそのルールについてが、当初の予定を大幅に超える相当なボリュームで語られました。後で登壇する藤井さんも川田氏も「そのまま予定の2時間ずっと荒木さんの話だけでも良かった」と述べるほど面白かったのですが、それだと東北大学が招聘するいいわけにならないので、第二部はARとSRからの立場から見えないものを可視化するテクノロジーを荒木氏にプレゼンするディスカッションが行われました。
細かい内容はきっとエンスーな誰かが書き起こしてくれることでしょう。
最後の観覧者による質疑応答コーナーの質問内容がどれも要領を得ず、アレすぎましたが(非常にもったいない!)、最後に藤井さんがうまいこと会場を沸かせて無事終了。いや、個人的には大幅に予定を過ぎたため、荒木氏は新幹線で帰京せねばならず、あわよくばと考えていたサインと記念撮影が夢と散りました。しかし、サインをもらおうと実家から送ってもらった『魔少年ビーティー』が台湾版だったり、それではと色紙がわりに仙台ビームスでブチャラティTシャツを買おうとしたら在庫がなかったりした時点で、この結果は決まっていたのかもしれません。
あるいはジョジョスマホや、PS3の『ジョジョASB』、『JOJOVELLER』を買っていない時点で功徳が足りなかったのかもしれません。ジョジョベラーは画集版が出たら買います。
ともあれ生荒木氏、ナマーキーを見られて満足だった仙台旅行。
最後に伊達政宗像と鎧武コスプレのミニくまちゃんとで記念撮影。
タイトな日程ながら、もうちょい旅は続きまして、明日は宮城県が生んだもう一人の漫画界の巨匠の軌跡を辿ります。