
午前中にマリマリ文化村を訪問したぼくとコグレさんは、次にコタキナバルからクルマで2時間南下した先にあるクリアス川のクルーズへと向かったのでした。その模様は「ネタフル」にてバッチリ現地レポートされているので、ぼくはちょっと違った視点で「旅カメラ」について考えてみたいと思います。

デコボコした道路事情にも関わらず平然とブログ更新するコグレさん。

うっかり昼寝してしまいましたが、15時過ぎにクリアス川に到着。

出発までお茶して待機。iPadセルラー版の海外SIMフリーについて語る。

いよいよ乗船です。ミニくまちゃんが赤いのはライフジャケットのせいです。

風を切って水面を走るだけで楽しい。前回訪問時にはワニが見られなかったので見たい。

お、カニクイザル? テングザル? とにかくいました。

他の船が集まっているところが目印。でも今日はちょっと奥まった場所にいるとのこと。

赤ちゃんがしがみついてるテングザルの母子。夕方なので撮影コンディションは悪め。

10倍ズームていどのミラーレスでは、ピントあわせも難しくこれが限界です。

あああー、ワニも見られないし、ボス猿も見られないー。

ただただ、クリアス川に沈む夕日だけが美しい。

この手の撮影はナショナルジオグラフィックのカメラマンに任せた方が無難です。

今夜の寝床確保のために木を登るオオトカゲ。

いったん船着き場に戻ってきます。ムラサキ色の世界。

ディナーはバイキング形式。ぼくらが戻ってきた頃には先着グループにより海老が全滅!

晩ご飯そっちのけで愛でるは夕焼けですよ。

夜から再び蛍狩りへとクリアス川に戻ります。

はい、さすがにカメラでは蛍の光を撮影しきれませんでした。
ホタルは、コグレさんも書かれているように、我々日本人の想像を絶する物量と点灯パターンでした。よく目をこらして暗闇の中を覗くと、そこには無数のホタルの群れが、ものすごいスピードで明滅しているのですよ。互い違いに点滅しながら、ふわ〜っとあたり一面を漂う情緒的なものではなく、LEDイルミネーションや星空のようにキラキラキキララ。これはあまり日本的なホタルを期待して行かない方が楽しいかもしれません。
かようなわけでキナバタガン川、クリアス川と2つのマレーシアの川でリバークルーズを楽しんでわかったことが「撮影の素人は双眼鏡を持って行け」つーことですね。夕暮れ時のジャングルで素早く動く被写体なぞ、安いカメラとテクニックではとらえようがないのです。最低でも光学式のビューファインダーと、20倍ていどの明るいズームレンズ、連写性能が必要です。
そんなカメラは、絶対に重くてかさばるので気軽に持ち歩けませんよね。ここ最近ずーっと悩んできた旅カメラの最適解ですが、その答えは「iPhoneと高級コンデジ」、とりわけDSC-RX100とかリコーGRあたりということで落ち着きそうです。
この後、道中でスカンクの匂いを嗅がされるなどして、コタキナバルまで2時間かけて帰りました。コグレさんとはここでお別れ。ぼくは翌日、サバ州東部の港町・ラハダトゥにYS機で向かいます。
関連リンク
・Klias River|Sabah Tourism Board Official Website
・コタキナコKOTAKINAKOコタキナバル
・Borneo Trails