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マレーシア滞在3日目は「ネタフル」のコグレさんと別れて、国内線でサバ州東部の町ラハダトゥに向かい、883mの低山シラムに登ります。言うなればキナバル山のウォーミングアップ。あっちは4095mですからね「883mなんて楽勝っすよ」と向かったのですが…。
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朝5時にコタキナバルのホライゾンホテルを出発。MAS航空のプロペラ機で参ります。
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北の空に浮かび上がるキナバル山。あれに登るのかー、マジかー(棒読み)。
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1時間弱でラハダトゥに到着。南国情緒が半端ない。
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首尾良く荷物は受け取りましたが、ガイドがいません…。
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10分ほどで合流。腹が減ってなかったので早速山へ。中心部から10kmの距離です。
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有名ブロガーと紹介されたせいで門番のおばちゃんと記念撮影。それコグレさんね!
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路上からすでに猿がうじゃうじゃいます。
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けっこうな高さまで車で進むので楽勝だと思っていました、この時は。
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620mの登山口。天国の塔(Menara Kayandan)という33mの展望台がこの公園のウリ。
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天気はパッとしませんが、一応ダーベル湾を見下ろすことができます。
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では出発しましょう。トップの写真がその模様。
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蟻の行進。冒頭こそボードウォークがありますが、すぐ途切れます。
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ガイドいわく「ビートル」って言ってたのでカブトムシの一種? やけに派手です。
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ちっちゃいウツボカズラも見られます。蛙やヒグラシの鳴き声が聞こえる。
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シラム山固有種の赤い蟹も見たんですが写真はありません。
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最初は涼しいかなと思ったけど汗だく。湿気が多く、足元も悪い。
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1時間20分で登頂。思ったよりハードだった…。ヒュー・ローと関係あり?
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元ダヌン・バレーのレンジャーだったというガイドのヴィヴィアン。しかし下りが極悪。
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下山は別ルートですが小一時間かかりました。写真でそのハードさがうかがえるかと。
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泥地や濡れた木の根っこが多いし、下りは急だし疲れた! ストック持ってくれば良かった。
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もはや天国への塔に登る気力も残っておりません。
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ランチはラハダトゥに戻って、地元の有名店ドアビスに向かいます。
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チキンライスのランチ。スープで炊いたご飯とチキンです。ついでにレバーも注文。
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見た目は照り焼きチキンぽいですが、ちょっと違います。骨があるので注意して食べる。
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シーフードも有名らしく地元の漁師が魚介類を続々と売りにきます。

それにしても、なめてかかったせいか相当体にこたえたシラム山。けっこう早いペースで登っても2時間20分ですからね。ゆっくり歩くと3時間はかかってしまうかもしれません。しっかりしたアウトドアシューズの用意はもちろん、特に帰り道は急な下りが続くので、人によってはトレッキングポールや膝のサポーターは必須です。

しかもこれだけ苦しい想いをして登った山頂からの展望が、控えめに申し上げまして…良くない! ぐったり。

でもシラム山の本当の魅力は登頂することではありません。900m足らずの低山ですが、猿やイノシシ、鹿といった動物をはじめ、昆虫や花などの豊かな生態系を観察できるのがその真骨頂と言えましょう。中でも印象的だったのは、ヒグラシの鳴き声が日本と少し違っていたこと。クリアス川のホタルの明滅パターン同様に、地方ルールというか、方言があるのかもしれません。あと、木の穴に棲息するというカエルがいるらしいのですが、確認できたのは鳴き声だけ。その姿を拝みたかったところです。

かようなわけでグダグダに疲れたシラム山トレッキング。でも、キナバル登山の前のウォーミングアップとしては、結果的に良かったかなと思います。

ヴィヴィアンと別れ、お昼からはタビン野生生物保護区に向かいます。

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