マレーシア・サバ州の旅で「ネタフル」のコグレさんが使っているのを見てから、気になっていたSUPER CLASSICの「ひらくPCバッグ」。アルファブロガー御用達のバッグは、お値段2万円と気軽に買える値段ではないので、帰国後もう一度じっくり見せてもらい、良ければ買おうと考えていました。しかし、どうやら大人気のようで9月発売の第2世代は全型・全色売り切れ! 予約は一応受け付けているものの、デリバリーは2014年春と半年近く先です。「これは出遅れたわい」「もはや軽量素材でコピー品でも作るか」とあきらめかけていたのですが、某オクでほぼ新品を謳うEvernoe版の中古品が出品されていたので、ついカッとなって7000円近いプレミアム付きで落札してしまいました。
ひらくPCバッグとは
パソコンやタブレット、デジカメ、筆記用具、周辺機器といったモバイルグッズ、その収納と取り出しやすさに最優先でこだわってデザインされた斜めがけバッグです。特徴は、横から見るとバッグ上方に向かって先細りしてゆく二等辺三角形のフォルム。デッドスペースになりがちなバッグの上方空間を省くことで、バッグをテーブルや地面に置いても、しっかりと自立するのが特徴です。
さらに開口部が非常に大きいため、肩にかけたままでも、テーブルの上に置いた状態でも、バッグの中身が把握しやすく、かつ荷物の出し入れが容易。ひとたび腰を落ち着けてパソコン作業をする際、かたわらにこのバッグを置いておけば、荷物をテーブルにバラまけることもなくなります。
愛用バッグが抱える問題
ぼくは現在、キューベンファイバーで作ったゴミ袋か、SEA TO SUMMITのドライバッグか、KELTYのクラシックなバックパックを使っているのですが、MacBook Pro Retina 15インチやソニーNEX-5N+SEL18200といったかさばるガジェットを持ち歩かなくてはいけない場合、最後のKELTY CINCH一択となります。そのKELTYも内部へのアクセス性が非常に悪い上、ペラッペラの素材なので衝撃吸収性能が一切なく、つい先日もうっかりバッグごと落としてMBPRの角を傷つけてしまいました。これじゃ、ただ「持ち運べる」というだけです。
そこで気になったのが、ひらくPCバッグ。
・パソコンとミラーレスを安心して収納できそう
・それらがサッと取り出せそう
・ミニくまちゃんのコソ撮りにも使えそう
・テーブルに荷物をバラまかなくて済みそう
・飛行機の前席下でも邪魔にならなさそう
・結果、取材にも便利そう
・アルファブロガーになりきれそう
と、いろんな「○○しそう」がいっぱいなのです。これは一度試してみないわけにはいきますまい。
荷物を満載して出かけてみた
その後、某オクで発見したのが「ひらくPCバッグ Evernote Edition」です。標準モデルのブラックとライトグレーはどちらも微妙な色味だったので、買うならややチャコールグレー寄りのEvernote版が本命だったのです。時は年末でもありますし、金にものを言わせて強引に落札いたしました。
で本日、考えられうる荷物を満載し、原宿から六本木まで歩いてみることにしました。内訳は以下の通りです。
・MacBook Pro Retina 15インチ
・iPad mini
・iPhone
・ガラケー
・仕事で借りているAndroidのスマートフォン
・ソニー NEX-5N+SEL18200
・モバイルバッテリー(1万mAh)
・ケーブル類
・Livescribe wifi スマートペンとノート
・クリアファイル
・モンベル バーサライトジャケット
・スマホ手袋
・レイバン 折りたたみウェイファーラー
・女子力アップアイテム類(ティッシュ、日焼け止めなど)
・ミニくまちゃん
で、気になる結果は…クソ重い!!!!
斜めがけストラップはかなり幅広に作られているため、肩に食い込むことはありませんが、尋常じゃない重さなので肩や腰にグイグイ負担がかかります。体の負担もさることながら、服が傷みそうで心配です。これはひとえに単体で2kgもあるMBPR15インチのせいですね。こいつはiMac 27インチの代わりに自宅メインPCとして余生を過ごしてもらって、新たにMBPR 13インチかMBA 13インチが欲しいところ。
ついでに言うとフットプリントがデカいMBPRのせいで、ひらくPCバッグがやたらとゴツゴツしているんですよね。ストラップ付きのハードケースを抱えているような感覚です。
収納力は、上記アイテムでいっぱいいっぱい。もうちょっとサイズ的に小さくてもいいかなと思うものの、これ以上収納力が減るのも困りものです。しかも現時点でマイボトルや折りたたみ傘、タオルなど夏の女子力アップアイテムが含まれてませんからね。体積感と重量感のあるMBPRやデジカメを含め、あらためて荷物を精査しないといけません。真っ先に「ミニくまちゃんは必要なのかどうか?」と突っ込まれそうですが(もちろん必要です!)…。
ファーストインプレッションはここまで。とりあえずわかったことは、ひらくPCバッグを使いこなすには、それなりの体力が必要だということです。予約している人は冬のあいだ、肩がけカバンに石でも入れて体を鍛えておくと良いですよ。
しばらく使ってみてまたレビューをしたためます。
関連リンク
・ひらくPCバッグ|SUPER CLASSIC