『ノマドライフ』(本田直之)や『自由な働き方をつくる』(常見陽平)、そして間もなく発刊される『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』(日野瑛太郎)など、ネット住民なら誰もが一度は目にしたことがある話題の書籍のデザインを数多く手がける、気鋭のデザイナー・渡邊民人氏に、チョー久しぶりにお会いしました。実はバンダイのおもちゃ開発者・高橋晋平さんの著書『∞(むげん)アイデアのつくり方』のデザインも渡邊さんの仕事で、お二人はまだお会いしたことがないとのことだったので、出会いをアレンジメントさせていただいた次第です。
渡邊さんとの思い出
渡邊さんとの出会いは、さかのぼること13年前。ぼくがリクルートの中古車情報誌で編集者をやっていた時のことです。当時、神保町のデザイン会社に籍を置いていた渡邊さんと、直接お仕事したことは数えるほどしかないのですが、彼の案内で人生初のフジロックに出かけるなど、むしろプライベートでいろんな影響を与えてくれた存在なのでした。実際、その後は夏フェスにどハマりし、渡邊さんよろしくバイクで通うようになりましたからね。
ちなみに上の写真は2002年のヘブンですね。懐かしい。
独立されてからはほとんど交流がなく、人づてに噂を聞いたり、SNSで軽くからむくらいだったのですが、3年前に家の近所に事務所が移転してきたというので、いつかまた会いたいなと思っていたのです。
日々ものづくる2人の出会い
で、ようやく実現した高橋さんとの飲み会。なぜか沖縄料理ともつ鍋が一緒に食べられるお店をチョイスしたので、もつ鍋なめの渡邊×高橋ツーショットです。
書籍とおもちゃというまったく異なる分野ながら、日々売れるためのものづくりを延々と試行錯誤している二人だけあり、共感する部分や刺激を受ける部分も数多く、仲介人としても嬉しい気持ちになりました。
実は出版業界を水平的に、かつ客観的に観察できているのはデザイナーさんだったりもし、渡邊さんから得られた業界の展望は、ぼくにとっても有意義でありました。そして、2000年の会社設立から13年、順調に仕事の質と評価を高めてきた渡邊さんに対して、自分は何かをやってこれたかなと振り返る良い機会になりました。
少なくとも痩せたし、ドレッドはやめたんですけどね。
シメのタコライス。高橋さんはルックスに似合わず沖縄好きだそうです。あと、そうです。まったく会場選びすら進んでいないミニくまちゃん展ですが、おもちゃ開発者として高橋晋平さんにもイベントで登壇していただこうかと考えております。
関連リンク
・TYPEFACE
・ガシャポンワールド|バンダイ