ネットで話題沸騰中の新感覚カメラ「RICOH THETA」を藤井さんに見せてもらいました。表面・裏面2台の超広角レンズにより、カメラを中心とした360度の写真が撮れるという超パノラマカメラです。
画質はアレながら、初めてカメラを手にした時みたい
例えばTHETAでミニくまちゃんを撮影すると、被写体はもちろん、撮影者まで映り込みます。カメラを向けた方向だけではなく、その背後まで記録するので、シャッターを切った瞬間の空気や状況をまるごと切り取ることができるのです。アンビエントカメラとでも、俺様ストリートビューと言いましょうか、旅行やイベントの思い出をあますことなくアーカイブするにはぴったりではないでしょうか。
写真は以下から。Googleストリートビューみたいに、マウスでグリグリ操作できます。
・ミニくまちゃんとシータ1
・ミニくまちゃんとシータ2
というか、リコーはTHETA写真の埋め込みコードを用意しなさい。
ご覧の通り画質は残念な感じで、2枚の写真を貼り付ける関係上、撮影環境によってはホワイトバランスが異なる場合もあり継ぎ目がバレバレです。インターバル撮影や動画にも対応していませんが、本体上部にマイクが内蔵されているみたいなので、画質や機能面は今後のアップデートで充実していくのかもしれません。
でも、カメラとしての画質うんぬんを抜きにしても楽しいです。まるで初めてデジカメを手にした時のような楽しさというか、「これで何をして遊んでやろうか」という気にさせます。いわば4万円のおもちゃです。
浮気防止にも使えるヨ!
しかしTHETAでバシバシ写真を撮る人が増えると、問題も起こりそうです。なんせ周りにいる人全員が写り込みますからね。360度撮影を楽しみたいという割りには、映り込む自分を隠したいなどというニーズは、すげー身勝手な話だなと思うので、THETAで街中を撮影する人はむしろ率先して映り込むべきだと思います。
また、問答無用の全天球写真が撮れるので、彼氏や旦那の浮気に悩む女性にも使えるツールかもしれません。THETAをプレゼントしておけば「本当に会社の飲み会? THETAで写真撮って送りなさいよ!」と揺さぶりをかけることができるからです。また、片付いていない自宅の写真を撮るなどの罰ゲームにも使えることでしょう。どっちもノーサンキューです。
一歩間違えればギスギスしたツールにもなるTHETAですが、そもそもアップロードしたTHETA写真はリコーのサイトで公開されちゃうわけですし、この手のプライベートだだ漏れ仕様がどこまで日本社会で受け入れられるか興味深いところでもあります。近々「THETA禁止」の飲食店などもあらわれるかもしれませんね。
とりあえず4万円かあ。うーん、どうしよう。藤井さんが飽きたら(きっと飽きる)借りパクが一番いいかもしれない。
関連リンク
・RICOH THETA