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マレーシアはボルネオ島のサバ州にございます、東南アジア最高峰のひとつ世界遺産キナバル山の登山記録その3です。前回はアタックのための前泊地ラバン・ラタ(3272m)までをお送りしましたが、2日目となる今回はいよいよ4095mの頂を目指します。午前2時起きです。
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朝ご飯を食べ、登頂&ヴィア・フェラータ用の荷物を担いで出発ちんすこう。午前3時。
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出発15分、早くも暑くなってきてインサレーションを脱いじゃう。
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ほどなくして鎖場や岩場、急な階段パートが続きます。暗いし人大杉なので慎重に。
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1時間半弱で登山口から7km地点を通過。まだまだですね。
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登山口にあった関所ですが、7km過ぎた地点にも最後の入山証チェックがあります。
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5時、いよいよ富士山と同じ3776mに到達。ロウズピークセカの集合場所です。
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真っ暗闇の中をひたすら登り続けます。5時半頃になると空が白み始めました。
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8km地点も通過した頃やや平坦になり、とうとう山頂を目視!
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右手に見えるは通称「ロバの耳」。あ、やべ、もう日の出っちゃう。
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ちなみに登山隊は早い段階で、ぼくとモーリスと観光局のハナの3人になってました。
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登って来た道を振り返る。ガイドもいますし、ロープを辿っていけば迷うことはありません。
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先ほどまでシルエットだった山頂の岩肌のディテイルが、次第に浮かび上がってきます。
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日の出に間に合わせようとペースを上げる私ですが、実際はもうあがってますねこりゃ。
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それにしても朝焼けに燃える南国の雲が美しいですなあ。
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セントジョーンズピーク方面を見やる、ガイドのモーリス。
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先ほどのシルエットは、キングエドワードピークです。
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午前6時、8.5km地点。
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ちょうど太陽を背にして登っているので、はよ登りたいわ、写真撮りたいわで混乱。
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この辺になってくると一人でガンガン走るようにして登ってました。
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うむ、朝ゆっくりしすぎたかもしれない(笑)。確かにロッジに人いなかったもんな。
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山頂まであと一歩のところで、太陽が出ちゃいましたよ…。
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セントジョーンズも太陽に照らされて。
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なおも登ります。
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ふと西側に目をやると影富士ならぬ、影キナバル。
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そして、6時15分。いよいよ東南アジア最高峰(のひとつ)キナバル山にとうちょ〜。
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その頃、後ろからやってきた人たちの様子。
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後から聞いたら、実は日の出は山頂よりも、8km地点くらい方が綺麗だそう。
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あわてて登ったのに…。それにしても綺麗ですな。

これにてキナバル山制覇です。制覇!というほどしんどいものではありませんが、熱帯地方とはいえ4000mにもなると年に1回くらいは雪が降るくらい冷えるようなので、防寒・防風・防雨対策は必須ですよ。

それにしてもキナバル山頂の光景は、どこからともなくビョークの歌が流れてきそうなほど、荒涼としていて良かったです。時間があれば山頂付近をじっくり散策したいところですが、ヴィア・フェラータの集合時間もあるので、さほど長居はできません。

しかし、終始暗めなので撮影が大変です。手持ちでフラッシュなしだと、ノイズや手ブレ写真だらけでした。しっかり写真を撮りたい方はやっぱり三脚必携でしょうね。幸い荷物はロッジに置いていけるので、機材をたっぷり持って行けるかと思います。ただ、岩場なので落下による破損にはご注意あれー。あと、シーズンによっては雨も降るので、浸水やスリップにも気をつけたいところですね。

その4では、山頂でのひとときとヴィア・フェラータ集合場所までをお送りします。

つづく

関連リンク
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Borneo Trails Tours
キナバル山登山の手続・料金・行程 / 初心者の登山とキャンプ入門
www.mysabah.com/download/mt-kinabalu-laban-rata-room-rates.pdf