ランキングを付けられるほど今年は映画を観ていないんですが、それでも『LIFE!』は暫定1位と言って差し支えのない佳作でした。この映画を観て痛感したのは、『ライフ』誌の「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから」というスローガンもさることながら、以下の2つ。
バッグは防水にしよう
劇中ベン・スティラー演じるウォルター・ミティは、ヘリコプターから北極圏の海に落ちてしまうわけですが、それと同様に旅人はみな、いつなんどき、体ごと水ポチャするかわかりません。もちろん日常生活でも集中豪雨や津波により手荷物がずぶ濡れになる可能性はゼロではありません。
そこで、ドライバッグです。
いま真剣に探しているのですが、程よいデザインのものがありません(デザイン?)。いっそ濡れたら困るものをすべて防水化してしまう手もありますが、タフデジカメの嫌な記憶もまだホヤホヤですし、アウトドア限定ならまだしも普段使いの手帳類まで防水化するのは不可能です。
とはいえ、最低限iPhoneとiPadだけでもナノ皮膜による防水加工を施しておいた方が良いはず。幸い今年の3月から秋葉原で受け付けてくれるようですし、値段もiPhoneで6980円〜、iPadで7980円〜と防水ケースを買うより安いし、やんない手はありますまい。
移動手段を確保しよう
同じく劇中でミティは、カメラマンのショーン・オコンネルを追って、谷間にある集落へとスケボーで駆け下りていくのですが、このシーンでも「有事の際の高速移動手段って必要!」だと痛感しました。さすがにフルサイズのスケボーを持ち歩くわけにはいきませんが、最近流行りのミニクルーザーなら2kg以下なので普段使いができそうです。
しかし、どんくさいのでスケボーに乗るセンスを持ち合わせておりません。
明治公園でスケーターに混じって練習すれば良いのでしょうが、この歳で人前で練習することじたい恥ずかしい。さらに、若い頃と違ってちょっとしたケガでも一生引きずることになる可能性が絶大。そんならバイクなんて乗るなよ、登山なんてするなよ、危険に立ち向かわずに引きこもってろって話ですが、それとこれと話が違うのは、スケボーは確実に痛い思いをするってことです。
じゃあ、どうすっかなー、とあれこれ考えた結果がキックスクーターです。女子小学生御用達のヒーリーズでもいいのですが、あれは路面がデコボコってると厳しいものがありますし、まだまだ現役で流行っているアイテムゆえおっさんがツーッと滑っているとけったい。
一方キックスクーターは、一度終わったものなので、今ならあえてアリな感じがします。実際、おしゃれタウン原宿ではたまにおっさんが乗っていたり。意外と坂、多いんですけどね。でもキックスクーターなら、スケボーに比べれば安全だし、移動はスケボー並みに速そうです。
ただ、キックスクーターってけっこう重いんですよね。じゃあ、どうせ重いなら荷物も載せてしまえと気になったのが、一昨年あたり「走るスーツケース」として失笑を買ったマクロラゲッジです。あれも発売当時は恥ずかしくて乗れた雰囲気ではなかったのですが、みんなが存在を忘れかけている今ならアリ感がします。
しかも2014年の限定モデルとして、スティーブ青木モデルが発売予定。
Bluetoothスピーカー付き。ダサくていい!
でも4万円以上しそうなんですよね。なおかつ防水でもないし。
そう、そもそもどうしてスーツケースって標準で完全防水にしないんですかね。雨降っているなか引いて歩くと傘からはみ出して濡れるし、(決して不謹慎ネタではなく一般論として)飛行機が海に不時着したり、船が沈没したりすると荷物がびしょ濡れになります。
スーツケースこそ防水仕様にすべきだと思うのです。
ともあれ『LIFE!』を観ると、旅にかき立てられます。何より素晴らしかったのは、経済的に依存することで主人公を日常に押し留めていた家族の存在が、彼の冒険に立ちはだかる困難を切り開く鍵になるという物語の構造でしょうか。そんなマクロとミクロの人生がハーモニーを奏でる素敵なお話です。そろそろ公開も終わりそうなのでその前にぜひご覧ください。
関連リンク
・映画「LIFE!」オフィシャルサイト
・株式会社キャラバン−シー トゥ サミット−ドライパック
・防水加工サービス – modcrew™(モディクルー)でiPhoneをすぐ修理・すぐカスタマイズ!|防水加工・ガラス割れ・傷・破損
・マイクロスクータ製品:マイクロ・ラゲッジ
・ヒーリーズ - Wikipedia