先日のおもちゃショーで見た瞬間「これは、ヤバい!」とピキピキドカンな衝撃がほとばしったおもちゃが、バンダイの“ぼくののりもの”シリーズ「ぼくはしんかんせん」です。これまで乗りものの運転席を模したなりきりトイは多数ありましたが、それを仮面ライダーよろしく変身ベルト状にしてしまったところが斬新。鉄道オタクでもなんでもないのに思わず買ってしまったほどです。
おもちゃショーで見た時の写真。ほとんどフォーゼドライバーですね。
パッケージもDX変身ベルトシリーズとほぼ同じ。
で、自宅に届いたものがこちらでございます。ブランクフォーム。いや、プラットフォーム。
全体的にひとまわり小さいので、ライダーベルトとの互換性はなし。延長ベルトも不可。
N700系のぞみヘッダーを付けると東海道新幹線フォームへ。
発車サイン音や警笛を鳴らすクラクションボタンと、車内音声が流れるアナウンスボタン。
右側にアクセルレバー。抵抗はなく感触は軽め。そしてかなり小さめ。
左側にブレーキレバー。こちらも軽い操作感。手前にスピーカーがあります。
ウエスト37〜66cmと大人の装着は無理げなので、ミニくまちゃんBigでイメージを。
E5系はやぶさヘッドで東北新幹線フォームへ、フォームチェンジ。
E231系ヘッドで山手線フォームにも。音声はベルト側に内蔵されているため3フォームのみ。
N700系のぞみだけは本物の車内アナウンス(御礼、車内販売など)、メロディ、チャイムを収録しているだけあって、臨場感は抜群。出張でのぞみを多用している人にとっては、寝ている横で子どもが遊んでいたら悪夢にうなされること請け合いです(特に到着予告や終点のチャイム)。
なお、のぞみは東京から博多までの各駅のアナウンスを収録し、博多に着くと今度は東京に向かって上っていきます。また、はやぶさは東京から新青森まで、山手線は神田から外回りで全駅名をコールします。
いやしかし、新幹線になりきるなんて変態的なおもちゃですね。とある雑誌の女性編集者に画像を見せたら、「車両のヘッドが男性器みたいでいやらしい」という反応までいただきました。ぼくは常々、鉄道って男根のメタファーなんじゃないかと思っているので得心した次第です。
もっとも、このおもちゃのコンセプトはシンプルに「これまでの電車ごっこ遊びを、豪華にほんもの音声で楽しもう」というものなので完全に間違った方向の読みです。すみません。
むしろ個人的に興味深かったのは、きっと仮面ライダー変身ベルトからフィードバックされたであろう、商品構成の方です。さすがにトッキュウジャーでベルトアイテムを出すわけにはいかないし、もしかしたらこの「ぼくはしんかんせん」に次の仮面ライダードライブの変身ベルトのヒントが隠されているのかもしれませんわかりません。
関連リンク
・ぼくはしんかんせん|進化したのりもの遊び、ぼくののりものシリーズが新登場!|バンダイ公式サイト